「一億国民総白痴化」と言ったのは評論家の大宅壮一。なんとも古い。さて今は、「一億総評論家」状態。自民党の党員でもないのに、自民党総裁選挙を様々な場所で、侃々諤々熱く語っている。当然だが、その人たちに投票権はない。
そんな中で、今告示されている岡山市長選挙は、現職と新人の一騎打ちだが全く盛り上がっているようには見えない。しかも市民みんなに、投票権はあるのに。もっともっと市長選挙に関心を持って、投票に行こうではないか。
ところで、その岡山市長選挙に関して、少しだけ気になることが。岡山市長選挙の選挙公報が新聞に折り込まれていた。今回から、全戸配布から新聞折込による配布に変更になったとのことだ。
何故、全戸配布を止めたのか、疑問でならない。知名度に勝る現職が圧倒的に有利であり変更であり、何より有権者に公正・平等に選挙公報を届けないのは民主主義を形骸化するものであり、それこそ公職選挙法の精神に違反するのではと考えてしまう。
新聞報道によると、前回の全戸配布時の印刷部数は35.2万枚で、今回は19万部とのこと。新聞を購読しないご家庭が増えている中でのこの変更、是非とも元へ戻して欲しい願う。
にしても、今回の変更国政選挙でも適用するのだろうか。それとも、今回だけの特例なのだろうか。