8月22日 (火)
かなり前からときどき食事時に噎せたり、就寝時に喉からゆーひゅーと異音が出たり、咳をするなど喉の不具合が続き、気になっていた。これは多分、加齢による喉の筋肉力の衰えからくるもので致し方なく、できることといえばできるだけ喉の筋肉を強める運動(「シャキア運動」とか「カラオケ」)をしてその進行を遅らせるくらいのものかと軽く考えていた。
それよりずーと前になるが、風邪をこじらせた後にこれと似た軽い症状があり、遠く市街の耳鼻咽喉科専門のクリニックを訪れたことがある。その時は私の喉の穴がすこし不均衡で喉の力が弱まっているせいだと診断されたており、それが頭にあったこともある。
それがたまたまインターネットを見ていたら、最近になって呼吸器を専門とするクリニックが近くに新設されていることを知った。ごく近くでもあるので、この際改めて喉の具合を診てもらおうと考え盆明けそうそうにでかけてみた。
クリニックはあまり混んでなく、すぐ診察を受けることができた。症状を訴えたら簡単に胸に聴診器をあてられたあと検査にまわされた。
検査は思ったよりはるかに小さな機器で10秒ほど息を吹き込むだけ。画面に出る風船を上下の線の間から出ないように息を調節するのがちょっと難しい。
検査が終わって診断を受けたら検査数値をみただけで即座に「喘息(隠れ喘息)」と診断された。「喘息」?思いもかけない診察結果。
帰ってからネットで調べてみたらこの検査機器は2013年に保険適用になった「一酸化窒素ガス分析装置 NIOX VERO 」という最新鋭の測定器、呼気の中の一酸化窒素NOを測り気道の炎症度合をはかるというもので、数値40ppb以上なら喘息の疑いがあるという。私の場合は119ppbという異常な高さ。「喘息」の診断が即決できたのであろう。
本人はこれまでさほど気にしていなかったのでまさしく「隠れ喘息」である。
「喘息」は子供の病気だとばかり思っていたが、最近は大人の喘息が急激に増えているという。風邪を引いた後、咳などが続くケースの約30%が喘息に移行するという。
私の場合はまさしくこれ。診察を受けて本当によかった。やはり思い込みや自己診断はよくないことを思い知らされた。
薬局で貰った薬がこれ。開けてレバーを押して薬を吸入するというこれまで未経験の操作だが、慣れれば簡単。
ステロイド薬だが内服に比べると,吸入ステロイド薬は少ない量で局所的に作用させるため大きな副作用は少なく,長期的なぜんそくのコントロールに適した薬品だとある。
使い始めたその日8/15から喉の違和感が消えた。夜間の喘鳴もとまったようだ。かなりの症状改善である。
毎日2回の吸入で一週間経つが、自覚的な症状はほとんど消失したように思う。
だが、ネット情報によると治ったと思っても完治するまでには長い時間がかかるという。しばらくこの薬「アドエア ディスカス 」は手放せないようである。
なお、喘息と診断されたのなら、これまでやってきた喉の筋肉力を強める運動の方はしなくていいか、と医者に聞いたところ、それは話が別、やるにこしたことはないとのことであった。
すごいです・・・
うっとおしさから解放されたと事とお察しします。
9月に向け体調管理万全を期して下さい。
今日は暑いので十分ご留意願います。
むしろ「無様な対応」、辛うじて間に合ったといったところです。
いまのところ、うまく収まっております。息切れしないで歩けそうです。
一安心。
何となく医療不信がありますが、やっぱり効くときには効くものだと思いました。
どうぞ、そこそこ(笑)お大事に!