京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

智積院アジサイ、ムクゲ開花

2015-06-21 12:48:42 | 京都花めぐり

今年はアジサイの開花も早かったせいでしょうか、六月の中旬だというのに、
見頃終盤のところが増えてきました。
街中で見かけるアジサイも心なしか、元気がなくなってきました。

またまた東山の智積院に行ってきました。
アジサイは金堂の裏手に咲いています。

















色が変化しているアジサイ


























アジサイの花を二枚










参道の両脇に植えられているキキョウ、見頃です。










まだ沙羅(夏椿)も咲いています。






夏花のムクゲが咲き始めです。
季節は進んでいます。














ルーヴル美術館展 京都市美術館

2015-06-21 05:37:42 | 美術・博物館


やっと待ち焦がれていた展示会が京都にやってきました。
『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』です。





東京展示会(国立新美術館2/21~6/1)が終わり、京都市美術館に巡回(6月16日~9月27日)です。
実は2月下旬東京観光の際、見に行く予定でしたが、京都で開催されることを知り、
パスした展示会です。





今回展示の作品は16 世紀から19 世紀半ばまでのヨーロッパ風俗画の歴史でもあります。
風俗画は人々の日常生活の情景を描いた絵 画です。
家事をする召使い、物乞いの少年、つましい食卓につく農民の家族など、
身分や職業を異にする 様々な人々の日常がいきいきと描写されています。
一方で日常描写のなかに、道徳的・教訓的な意味が込められてもいます。
今回の展示会では、17世紀オランダを代表する画家、フェルメールの傑作《天文学者》が初来日しています。
さらにティツィアーノ、レンブラント、ルーベ ンス、ムリーリョ、ル・ナン兄弟、
ヴァトー、ブーシェ、シャルダン、ドラクロワ、ミレーなどの巨匠作品が展示されています。





日曜美術館アートシーンで紹介された画像です。

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
「物乞いの少年(蚤をとる少年)」1647ー48年頃





クエンテイン・マセイス
「両替商とその妻」1514年





ニコラ・レニエ「女占い師」1626年頃
占い師の仲間でしょうか、占ってもらっている貴族の女性の財布を狙っています。





テイツアーノ・ヴェチェッリオ
「鏡の前の女」1668年





ヨハネ・フェルメール
「天文学者」1668年




この作品には以下のような説明文がありました。

17 世紀オランダを代表する画家フェルメールの円熟期の傑作、《天文学者》が待望の初来日を果たします。 《天文学者》はユダヤ系の銀行家一 族、ロートシルド家に旧蔵され、第二次世界大戦中にヒトラー率いるナチス・ドイツに略奪されるという数奇な運命を経たのち、 1983年にルーヴ ル美術館に収められました。同館に所蔵されるフェルメール作品は、2009年に来日を果たした《レースを編む女》と、《天文学者》の2 点のみで す。 そのため、常設展示に欠かせない《天文学者》は、ルーヴルを離れることがきわめて稀な作品のひとつでした。 本展は、この貴重なフェル メール作品を日本で堪能できる、またとない機会となります。


ジャン・シメオン・シャルダン「猿の画家」1739ー40年頃





フランソワ・ブーシェ「オダリスク」1745年頃





レンブラント「聖家族」又は「指物師の家族」1640年





ジャン=バテイスト・グルーズ「割れた水瓶」1771年





私は美術館開館前に行きましたので、各作品をじっくり観賞できました。
ルーブルに行かずして作品を観賞できるのは、ありがたいです。
特に私のような高所恐怖症、飛行機ぎらいには。