先日、NHK の深夜放送で、京都音めぐり『古都に息づく暮らしと祈り』という番組が放送されました。
京都の一年の断面をナレーターなしで、少しの字幕だけで綴るという、なかなか落ち着いた内容で好感がもてました。こういう番組を見ると、普段はずいぶん騒がしい番組(特に民放)を見せられているなあと思ったしだいです。
少しだけ紹介します。
鴨川 夏
人々は涼を求め水辺憩う
川のほとりに太古からの森が残る 下鴨神社にある糺の森
せせらぎが森を育む。7月土曜丑の日、下鴨神社みたらし祭りが行われます。
小川に足を浸し、水のわきだす祠をめざします。
豊かな水に感謝をささげ、無病息災を祈ります。
豆腐屋は地下水を使って早朝から豆腐作りを 行なっている。
織物の町・西陣で作業をしている織物職人たちの様子
南丹市美山町にあるかやぶき屋根の民家に暮らす人々が、防災訓練を行っている様子。「放水銃」が62ヶ所にあり かやぶきを火から守る。
秋に伊根町でボランティアの人々が、棚田を守っている。
再び、秋の糺の森の様子。
冬の京都の町の様子。1月、山伏が健康長寿、商売繁盛を祈りに回っていた。
2月は餅屋が醍醐寺 五大堂の五大明王 に捧げる餅作りに追われていた。
春の京都の町の様子。平野神社では満開の桜の下でコンサートが開かれ、京都市動物園の動物たちも春の訪れを喜 んでいる。
5月、糺の森では葵祭が開催され流鏑馬の様子などが流れた。
夏の京都の町の様子。曼荼羅山では送り火の準備が行われ、広沢池では灯籠流しが行われていた。五山の送り火で は108の松明が夏の夜空を焦がしていた。
以上です。いかがでしたでしょうか。
騒がしいテレビ放送が多いなか、この番組はホッコリしました。