goo blog サービス終了のお知らせ 

鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第391回】 価値観が一致し、共感しあえる会社は、まず業績が上がる

2012年01月26日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの住宅会社のコンサルティングでした。

業績は、順調に推移しております。

売上高、利益率、一人当たり生産性はもちろん素晴らしいですが、
数字よりももっと素晴らしい点が、このクライアントにはあります。

それは、OB様との結びつきがハンパではない、ということです。

OB様がいろんな形で協力してくれますし、
OB様が地域内での良い評判、信頼の源になっているのは間違いないと思います。

というか、そうとしか思えません。

住宅業界において、お客様のご来場にほぼ98%の会社が困っていると思います。
ところが、このクライアントは、本当にお客様が次から次へとご来場して下さいます。

広告、雑誌掲載、HP、看板など、いろんな手段で住宅会社は宣伝しておりますが、
そんな手段よりももっと本質的に大切なことがあります。
その部分を押さえずしてチラシやHPを強化しても何の結果も生まないのですが、
この会社は本質的な部分を押さえている上で、チラシや雑誌掲載等を強化されています。

だから、結果としてお客様の来場が途絶えること無く、安定してお客様が来場され続けるのです。

このクライアントは、本当に住宅事業を本格的に立ち上げた時からご縁を頂戴しています。
社長、幹部の皆様は、本当に素直で、
当初から私がご提案させていただいたことの大半を
愚直にやっていただいております。

私が何か提案をすると、社長は決まって

「それ、いいっすね~」

と言って、採用することをその場で決断していきます。
そして決断したことを決断だけでなく、着実に実行して下さいます。

よくあるのですが、決断をしても、それを行動に移していただけないケースがあります。
そういう場合、もちろん結果は出ないのです。

研修のシーンでは、表情豊かにお話を聴いて下さり、ところどころで絶妙な相槌を入れて下さいます。

「ここがポイント!」というところで、
私がお伝えしたい部分の本質的なことがちゃんと伝わっている手ごたえがあるのです。

ホント、相性が最高なのです。
価値観が同じと言いますか、本当に気持ちがいいんですね。

ちょっと手前味噌かもしれませんが、
手法・ビジネスモデルといった部分のもっと深いところにある、
基本的な考え方や価値観が似ている経営者の会社さんは、間違いなく業績が上がっています。

しかしながら、考え方や価値観において、ちょっと違うと感じる会社さんの業績は、
結果としてはそれなりの結果になってしまっている気がします。

手法・テクニック・ビジネスモデル等をお伝えする前に、
まずはベースの考え方・価値観の一致のために、
経営者と腹を割って話し合う必要がある、と最近メチャクチャ思います。

そういう機会を今年は積極的につくっていこう!と改めて思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする