鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第394回】 現場でしか分からないことがある

2012年01月29日 | 住宅コンサルタントとして
現場見学会なり、家づくりイベントなり、住宅会社が企画するイベントの目的は何なのか?
皆さんはちゃんと理解していますか?

もちろん、最終的な目的は受注することになります。
しかしながら、住宅は契約していただくまでにクリアしなければならないことがたくさんあります。
資金のこと、土地のこと、プランや仕様のこと、保証のこと、家族問題のこと。

だからイベントで初めてお客様とお会いして、即契約というのは、
注文住宅会社の場合、まずあり得ません。
(建売住宅の場合ならあり得ますが・・・)

では、注文住宅会社の場合、イベントの目的は何か?

もちろん、お客様に自社の家を見ていただき、気に入っていただくこと。
会社の家づくりの考え方を知っていただくこと。
お客様のことをいろいろな点で理解すること。
何に不安で、どんなことに興味があるのかを知ること。

これらのことはもちろん大切です。
そして当然、現場でやりきらなくてはなりません。

ただ、正しい手法が出来るようになった会社は、
その上のもっと高いレベルを目指す必要があります。

具体的に言うと、同じ来場数で、より多くの契約をいただくことを目指さなくてはならないのです。

そのためには、こうしたイベントの目的を明確にし、
更にその目的を達成するために、接客のオペレーション、
当日の接客する順番などを最適な形にしておく必要があります。

昨日、クライアントがイベントを開催していて、その現場に行き、
実際の接客シーンやイベントのオペレーションをチェックさせていただいたのですが、
現場に行かなくては分からなかったことが多々ありました。

改善すべきことが、とてもよく理解出来ました。

会議だけ、研修だけでは分からないことが多々ありますね。
やはり、答えは現場にあることが多いです。

現場で接客したり準備や後片付けをするだけでなく、
1回のイベントでより多くのお客様から家づくりを託していただく上で、
どこをどう改善すればいいのか?

分析してみましょう!
コメント
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