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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第377回】 トップが変わり、幹部が変わると現場も変わる

2012年01月12日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は今期絶好調の住宅会社でのコンサルティング。

今期、絶好調なのには、当然ながら原因があります。

まずは商品が魅力的であること。
そしてその商品の魅力を市場のお客様にしっかりと発信出来ていること。
更に、トップ、幹部、マネージャー、現場のスタッフと、皆さんが素直で、
決めたことをしっかりとやり切る会社になっているということ。

ただ言葉で表現するだけなら簡単ですが、
実際に実行に移すのは簡単ではありません。
しかし、やり切っていただいています。

お付き合いさせていただいて、4年目になりますが、
当初はかなり意見がかみ合わなかったり、
現場のスタッフの方も素直にこちらの提案を聞いてもらえなかったり、
ということがありました。

でも、今考えれば、それも当然かも知れません。
というのは、私がお付き合いをさせていただくようになってから、
その会社がそれまで取り組まれてきたことと
全然違う方向に舵を切ってもらったのですから・・・。

営業手法も商品もブランド構築も、全然違う方法を提案した訳です。
(もちろん、私自身に確信があって、です)

それまでも、このクライアントは非常に業績も良く、
商圏内では非常に業績の良い住宅会社でした。

しかしながら、私の提案をまずはトップ・幹部の方が100%信じて取り組んで下さり、
その次にマネージャークラスが理解して下さるようになり、
最終的に現場のスタッフの方も分かって下さるようになったと思います。

これは、私の力でも何でもなく、
クライアントの幹部が何度も現場のスタッフに言い続けて下さったからだと思っています。

私の提案を素直に信じていただき、それを本当に実践して下さっています。
これは、本当にすごいことだと思います。

お付き合いをさせていただくまでに、そこそこ実績のある会社の場合、
どうしても自分達の今までの路線を変えようとはされません。

もちろん、それまでやって来られたことが、本質的に間違っていなければ、何も変える必要はありません。
しかしながら、それまでのやり方が、本質的に間違っている場合は、
やはり根っこから変えていただくことを提案したりもします。

しかしながら、そこそこ成功してきた会社の場合、
以前の成功体験にしがみつく会社が圧倒的に多いのです。

それをこのクライアントは、見事に変わられました。
今は、まさしく王道を歩んでおられると思っています。

ですから、目先の業績だけではなく、この好業績が何年も続くと思います。

また、建築知識のレベルアップも各営業マンがしっかりと取り組んでもらっています。

得てして住宅会社でもローコスト系の会社の場合、
営業マンに建築知識が無い会社も多いです。

でも、住宅を販売しているわけですから、良い家を設計出来、
かつ良い家とはどんな家かを営業マンが言えないということは、本質を完全に外しています。

設計力の向上にも、愚直に取り組んでいただいている訳です。

更に、各店の支店長たちが一致団結して、会社をより良い会社にしようと、
日々熱く語っている、ということも昨日、教えていただきました。

仕事が終わった後の飲み会とかでも、各店でどんなことを取り組むとか、
自分は今、こんなことを考えているとかが、話題に上がるそうです。

正直、メチャクチャ嬉しいです。
こういう会社は、間違いなく業績が上がるのです。

トップが変わり、幹部が変わる。
現場のスタッフが変わる。
その結果、業績が上がるのです。
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