鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第379回】 人とのつながりの輪を広げていくことが商売の基本

2012年01月14日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアで地元の工務店さんに集まっての勉強会を開催していました。

このエリアでは3年目なのですが、非常に若くて優秀な経営者が参加して下さっています。
毎回、私もこうしたイケてる方たちとお会いするのはワクワクしますし、
心から楽しんでいろんな情報をお伝えさせていただいております。

こうした勉強会は、長いエリアでは6年目になるのですが、
継続させていただく中で、やはり価値観や感性の合う経営者しか残っていただけないです。
そして、長い間継続して下さっている会社の大半は、業績が非常に良い、
もしくは足腰の強い会社さんばかりになります。

ノウハウばかりを求めて、いろんなところに顔を出しては、
勉強したことを継続して実践出来ない、ノウハウマニアの会社。
もしくは住宅業界での商いを甘く考えていて、ノウハウをちょっとマスターすれば、
簡単に業績が上がると思っていた会社。
このような、飽きっぽかったり薄っぺらい会社さんは、やはり継続されないです。

この勉強会を開催した6年前は、本当に小さくスタートしました。
エリアも1エリアでしか行っておりませんでした。

でも、地元密着の小規模な工務店さんや大工さんで、
本当に良い家をつくってお客様に喜んでいただきたいと思っていらっしゃる方に
マーケティングやセールスの正しい情報をご提供して継続出来る会社になって欲しいと
私自身、ずっと前から思っていて、それで会員さんが少なくてもやり続けよう、
と思って、これまでやってきました。

そして気が付けば、1社、また1社と考えに賛同していただける建材店さんやサッシ店さんが増え、
事務局をやっていただけるようになり、気が付けば今の規模になっているのです。

そして私自身は今、まだ出会っていない会社さんへのサービスは捨て、
クライアント企業様とこの勉強会のメンバーの方々にだけ、
まずは有用で有益な情報を提供したり、
感性を磨く視察ツアーやセミナーを企画するようになりました。

自分の身近にいる方以外への情報発信を全く意識しなくなりました。
(だからHP制作もテンションが上がらないのです・・・)

でも、こうしたメンバーの方々から、ありがたいことに新しいご縁を頂戴出来ています。
交流の輪がドンドン広がっているのです。
本当に感謝です。

こうした現状を考えると、
商売で最も大切なのは、やはり目の前のお客様の期待に応えていくことだと思うのです。

一度、ご縁を頂戴したお客様とご縁が切れぬよう、自分達の商品やサービスを磨き続ける。

新しいお客様は、今のお客様が連れて来てくれることで出会えるのです。

今の目の前のお客様に満足していただくことをおろそかにし、
新規のお客様ばかりを求めてきたのが、従来の住宅・不動産業界です。

お客様で満ち溢れる環境をつくるためには、
まずは目の前のお客様に喜んでいただくことが大切なのです。
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