鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第368回】 継続

2012年01月03日 | 住宅コンサルタントとして
経営に関しても、営業成績に関してもそうですが、
仕事というものは、継続できなければ意味がありません。

継続するためには、どうすればいいのか、ということを常に考えて行動していく必要が、
プロのビジネスパーソンには必要になります。

私個人的に、継続ということを意識し始めたのは、実は大学時代のアルバイトがきっかけでした。

当時、私はテニスクラブでテニスのインストラクターとして、
レッスンを担当させていただいておりました、

ただ、私がアルバイトをさせていただいていたテニスクラブというのは、
2カ月計8回1クールのレッスン制でした。

ですので、8回目が終了するときに、生徒さんが

①このまま今のコーチのクラスでレッスンを続けるのか
②他のクラスに移り、新しいコーチの下でレッスンを継続するのか
③テニスクラブから退会するのか

の3つの決断をされるわけです。

テニスコーチというのは、メインとサブに分かれていて
1クラスの生徒さんが多い場合は、必ずサブのコーチがつきます。
(生徒さんが少ない時は、メインコーチ1人のみ)

私も当初はサブコーチとして、経験豊富なプロのテニスコーチの下で
レッスンの勉強をさせていただいておりました。

サブでレッスンを担当させていただく場合、
更新時期が来ても何とも思っていなかったのですが、
そのうちに1クラスずつ、自分もメインコーチとしてレッスンを持たせていただけるようになりました。

しかしながら、自分がメインで持たせていただいたクラスで、
更新時期が来て、その際に辞められる生徒さんが居た時に、
メチャメチャショックを受けるのです。

これは、メインコーチにならないと分からないことなのですが、
まあとにかく、非常に凹むのですね。

そして、1つのクラスとして成立しうる生徒さんが確保できなければ、
そのクラスは解体され、別のクラスのサブコーチになるか、
もしくはその時間帯ではレッスンをさせてもらえなくなるかのどちらかの道が待っているのです。

学生のバイトのコーチでも、プロのコーチでも全く同じ条件なのです。

「どうしたら、生徒さんが継続したいと思ってくれるのか?」
「どんなレッスンを生徒さんは受けたいと思っているのか?」
「継続率の高い、人気コーチはどんなレッスンをしているのか?」

というようなことを常に考えて、日々レッスンに入らせていただいていました。

そんな中で自分なりに考え、出した結論は、たった3つのことだけでした。

その3つのルールを自分なりに守っていく中で、
私が担当させていただいたクラスの生徒さんの継続率が非常に高くなり、
気が付くと、最大で週に17クラスを担当させていただけるようになりました。
(大学にほとんど行かず、テニスクラブにばかり居ました)

プロとしてコーチをされていた方よりも、受け持つクラスは多くなったのです。

この頃から、継続するということを意識するようになっています。

前前職の時代、営業マンとして。
そして前職時代の、住宅・不動産業界専門のコンサルタントとして。
トップになれたとして、1年では意味がない。
それをずっと継続しなければ、真の実力とは言えないと・・・。

そんなことをずっと考えて仕事をしてきました。
そして社会人になってからは、こうした学生時代の経験が活きたのと、
本当に良いお客様に恵まれたこともあり、1度獲得したトップは
ずっと継続することが出来ました。

1年限り、いい結果を残すことは、運で可能かもしれませんが、
そのトップを継続することは、実力が無ければ無理です。

この実力を高め続けるために、常に勉強し、研鑽し続けるということは不可欠です。
それ以外に、良い業績を継続するために、必要なことがあると個人的に思っています。

良い業績を継続するために、とても大切なこと。
皆さんは、何だと思いますか?
コメント
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