鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第376回】 業績が伸びるか伸びないか?

2012年01月11日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社として業績が伸びる会社かどうかは、もう感覚で分かります。

コンサルティングさせていただいているクライアントの業績が
100%上がればいいのですが、
残念ながら結果が出る会社、結果が出るまで時間がかかる会社、
残念ながら結果が出ない会社に分かれます。

結果が出る会社は、なぜ結果が出るのかと言うと、
それは私が提案させていただいたことの本質をクライアントが理解され、
100%納得して現場でやり続けて下さるからです。

ここでポイントになるのは、「100%納得して」ということと、
「やり続ける」ということです。

こちら側とクライアントの価値観が合うかどうかが非常に重用なのです。

この部分の価値観が合わない場合、納得していないということになります。
納得していないでやることは、力も入らず気持ちも乗りませんから、
100努力していただいたとしても70とか60のパフォーマンスにしかなりません。

だから、結果が出ないのです。

こういう会社に対して、コンサルティングの結果が出るようになるには、
その会社の基本的な考え方が変わる必要があります。

考え方が変わり、こちら側が提案していることが
スーッと体に入っていっているような感覚になれば、
そのクライアントの空気が一変します。
業績が上がる雰囲気になってくるのです。

そして納得してやり続けていただくことで、間違いなく結果が出ます。

実際、結果が出るまでに時間がかかったクライアントもありますが、
この感覚を私が持ったクライアントは、100%業績が上がっています。

しかしながら、私の提案が「スーッと入っていっていないなぁ」と感じるケースもあるのです。

提案させていただいたことに、ことごとくブレーキがかかる訳です。
もしくは、商いの本質を理解していただけなかったりするわけです。

こうした場合、業績はなかなか上がりません。

なぜ、スーッと入っていかないのかというと、その原因は

・素直さが不足している
・過去の自分達の成功体験が忘れられない

ということが大きいのではないかと思います。

価値観が合い、クライアントとお互い意見を出し合った際、
それがシンクロしていく感覚があれば、ほぼ成功するのです。

しかしながら、そこがお互い違う方向に引っ張り合うような感覚だと上手くいかないのです。

これはコンサルティングだけに関わらず、
例えば経営者と幹部のミーティングでも同じだと思います。

お互い本音で話をした際に出る意見が、
そもそもベクトルが合っているか合っていないかが、
価値観が一致しているか否かのポイントではないか、ということです。

ベクトルの向きが合っていないということは、
そもそもベースの価値観の共有が出来ていないということだと思います。

その場合、まずは本音でトコトン話合うしかないのです。
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