鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第369回】 分かってもらえないお客様もいるということを知る

2012年01月04日 | 住宅コンサルタントとして
世の中には、いろんなタイプのお客様がいます。

非常に義理堅く、こちらは当たり前のことをしただけなのに、
とても感謝をして下さり、ずっとリピーターとなってくれるような、最高のお客様。

要求品質は非常に高いが、筋の通っていないことは全くなく、
そのお客様に適応していく中で、自分もかなり成長させていただけるようなお客様。

逆に非常に無理難題を要求され、それに何とか応えたとしても、
その時のことはその時で終わりで、次からはいつもと変わらないお客様。

常に周囲の人を利用して、自分の利ばかり考えていない人。

商売をやっている以上、いろんな方と出会うことがあります
でも、全てのお客様に満足していただくことは、非常に無理があります。

個人的に思うのは、商売で大切なことは自社、もしくは自分に合うお客様の数を
どこまで増やしていけるかということだと思っています。

私が個人的に好きな星野リゾートの星野社長も、カンブリア宮殿の中で
自社に合うお客様に120%満足していただけることが大切だとおっしゃっています。

今の情報化時代、情報があふれかえっています。
売り手の情報が、とにかくガンガン入ってくるのです。
私の自宅にも、昨年会社を設立してすぐに会計事務所からDMが何通か届きましたし、
今年に入ってもどこで調べたのか分かりませんが、日経ビジネスのDMが届いていました。

でも、こうしたDMがしょっちゅう届くと、
忙しくて時間の無い人は、本当に見なくなるのです。

じっくり見る人は、暇な人が多いのではないでしょうか?
そしてそういう人は、売り手の情報にすぐに影響を受けて、
いろんなお店を渡っていく方か、もしくは買わない人であることが多いと思います。

こういう時代は、信頼できる人からのクチコミこそが最も効果が大きいのです。
また、人を信じられる人、人間性を評価する人こそ、
自分が信じられる人のオススメは真剣に検討されます。

私も、心から共鳴できるお客様をどれだけ増やすことが出来るか、ということだけを
日々考えています。

合わない方も必ずいる訳で、そのお客様に理解していただくことよりは、
理解して下さるお客様にもっと満足していただけるように時間を使いたいと思っています。

合わないお客様もいる、ということを理解し、
合うお客様に120%満足していただくことを目指したいものです。

そしてそれを実現するためには、常に多くのお客様候補の方々に
情報を発信したり、接触をしたりしている必要があるのです。

見込のお客様で溢れている状況をつくることが出来れば、
合うお客様と出会える絶対数が当然ながら上がります。

そのためにも、情報発信が欠かせない訳です。

今年は、各クライアント企業様と、更なる情報発信の強化を目指したいと思っています。
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