りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

小田原市立病院・地域医療を守る

2007年12月19日 | *市*議*会*

 12月議会は18日が最終日でした。最終日に一般質問で、私は次のように市長に質問しました。

 小田原市立病院に関係することで、まず、「医療改革」に対する市長の見解について。
私は政府与党が進める医療改革によって、医師不足や地域医療の崩壊とさえなっていると述べました。これに対して市長からは地方の一部の公立病院による廃院は心が痛む。医師不足は研修医制度によるもの。診療報酬のマイナス改定などは公立病院をねらいうちしているのではないか。さらに厳しい状況となるのでその覚悟が必要。などといった答弁がありました。

 でも、小田原市立病院の診療科は腎内科が休診、リハビリテーション科や神経内科は新患をとらない。他の科についても紹介状の必要性が強調されるなど。以前のように診てもらえなくなってきている。そこで、患者にとっては診療科の縮小は医療そのものの縮小を意味する。これほど不安なことはなく、これを地域医療の崩壊と呼ばずして
何と呼ぶのか。再度、地域医療の崩壊という点に的をしぼってどうなのかと質問しました。

 答弁は最終的に、医師不足はあくまでも制度の変更、勤務医による開業、医局の引き上げなどが原因になっているというようなことでとどまりました。私は「医療改革」は政府の医療費抑制政策によって、医師不足や地域医療の崩壊を招いているということを再度強調しました。
 
 日本の医師数はOECD(経済協力機構)先進加盟国30カ国中27位という低さ。12万人の医師が足りないといわれています。日本医師会がこの原因を政府の医療費抑制政策にあると
分析していることを示しました。医師は医師の養成抑制(1982年閣議決定など)によって削減させられてきました。(ひどい話だー)だから医師不足にもなるはず。それもこれも医療費の適正化ということで聞こえはいいけど、つまり国の医療費を抑えたいための手法。さてその医療費、ほんとに高いのか??国民医療費の対GDP比を国際比較すると、主要国の中で、日本はイギリスと並んで最低レベル。要するに高くない。むしろ低い方。
 
 いったい政府はこれまで何を考えてきたのか。国民の健康や命を守るはずの政治があまりにも悪くなりすぎている。地域医療の崩壊から、地域唯一の基幹病院・小田原市立病院の地域医療を守るぞ~   つづく・・・

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2 コメント

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こんばんわ、はじめまして (市民)
2015-10-25 21:42:58
急に父が転ぶようになり、調べてみるとパーキンソンのようなので、市立病院に問い合わせたところ、神経内科は診察日が限定されていることを知りました
これから父のために奔走する日々になりそうです
いつも、仕事御苦労様です
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Unknown (rieko)
2015-10-26 23:34:49
コメントありがとうございます。

お父様のことは心配ですね。病状が進まないことを祈っています。見守る方も何かと大変ですね。どうぞお体ご自愛下さいませ。

それではまた、おやすみなさい
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