小田原市と南足柄市との合併協議?は小田原市・南足柄市「中心市のあり方」に関する任意協議会をメインに進められている。私も所属する県西地域の中心市のあり方に関する調査特別委員会での意見に「二市のあり方に関する協議会なのに合併ばかり先行しているようでおかしい」というような声があった。まあ、とにかく現段階では合併がメインになっている。
未だにおかしいと思うことは、合併についても、合併することを前提に任意協議会が存在し、協議していることだ。しかもシミュレーションを盛んにやっている。シミュレーションって仮定話だが。こんなことばかりやっていて本当にいいのかと思っている。合併を目指している人にとっては、任意協議会という仕組みはかっこうのそれを進める場。「なんで今合併なの?」「本当に目指していいの?」「もっと慎重にした方がいいよ」「目指すべきでない」という人にとってみれば、これほどおかしなところはなく釈然としないものはない。
私としては、これまで「せめてなぜ今合併なのかという議論とシミュレーションがセットで議論されなくてはしっくりこない。市民にも分かりにくい」などと意見を述べてきたが、このスタンスは最後まで変えるつもりはないようだ。今のような意見を言うと、「合併の是非を協議するところでない」、「シミュレーションを行い形ができたら、それを示し市民に是非を問う」などと答弁がある。始めからこうなっているわけで、おかしいと思う。
例えば先日の第3回任意協議会で、「合併の方式」と「時期」が決定された。南足柄市を小田原市に編入する「編入合併」で「2020年度までに合併する」こうなった。仮定というが、あまりにもリアルすぎる。なぜ編入が良くて、なぜ2020年度までが良いのか、よくわからない話だ。当日活発な議論はなかったと聞いている。なぜ今合併なのかという議論をしてしまうとスケジュールに間に合わない??そうとでも取れるような急ピッチな進め方になっていると思えてならないのです。
合併協議は双方の住民のところによーく浸透して、議論にならなくては駄目だと思っています。そう意味では議論はまだまだ不十分ですね。
中核市は南足柄市と合併してなるか、それとも小田原市だけで平成31年3月31日までになるか、小田原市はその判断を求められていると思っています。小田原市民にとっても中核市移行が良いのかどうか、この議論もまだまだこれからです。
合併も中核市も住民本位が大事だと考えています。
さらに今回の協議では、小田原市の中核市移行が自明のことであるかのように扱われています。このことにも疑問があります。本来県が行なうべき業務を人口20万足らずの小田原市が行なうことが、本当に住民福祉の増進に役立つのか大いに疑問です。議会での活躍に期待しています。
シュミュレーションじゃなくて