公立病院の存在意義って何だろうか。千葉の銚子にある市立病院が休止という報にショックを受けた。けして他人事ではないという思いがしたのです。いったいなぜ病院を閉めなくてはならないのか。患者はどうなるの?!市民はさぞかし不安だろうと思うのです。
病院休止の理由は市長のコメントから財政困難だということだった。しかし一方で、他の事業に多額の予算を使っているとも言われている。市民の健康・命を最優先する以外、優先するものとは何だろうか。公立病院は独立採算制という会計のシステムとなっているのでこの場合は市の一般会計から必要な補填をして、病院の経営安定を図っている。
問題はなぜ財政困難となってしまったかだ。財政困難だから病院をやめますでは納得がいくものではないと思う。
ただこのところの国の医療政策は病院の経営に厳しくなってきていることは確かで、度重なる診療報酬の引き下げなどは医療全般に打撃を与えるものとなっている。日本の医療技術の高さに比べて医療政策の低さにはがく然とさせられるのです。
後期高齢者医療制度じゃない、介護保険じゃないとか、生きていくのが心細くなる医療・福祉の話しばかりで、病院の存続が危ぶまれるとなると、本当にただ事ではなく、国をあげて公立病院存続のために今力を注がなくていつするのだと思うのです。
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