りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

陳情に賛成討論をしました

2018年09月05日 | *市*議*会*

 9月3日から9月定例会が開催、「障がい者、高齢者にとって大事な支所等を11ヵ所『廃止』する条例の実施を延期し、当時者の意見を反映させることを求める陳情」に賛成討論をしました。

 支所等廃止は市内にある16ヵ所の支所などのうち、11ヵ所もいっぺんに廃止されるもの。先の6月定例会で条例議案が可決となってしまいました。
廃止されるのは支所7ヶ所と窓口コーナー3ヶ所、中央連絡所1カ所の合計11ヵ所もの住民窓口と、生涯学習センター分館と図書館分館。
考えてみるとこれって住民にとって大きな転換、というか・・・、小田原のまちづくりに将来にわたってこれほど影響を与えることはないと思っています。

 なぜなら行政施設というのは、まして支所などの住民窓口というのは、その地域に住む方たちにとってこれほど頼りにしているものはないし、知らず知らずのうちに安心安全な場所として地域になくてなならない存在となっているだけに、廃止はショックだと思うのです。廃止を知らない人がまだ多くいるので、来年3月実施されたら実感が出てもっとショックになると思っています。

 陳情は障がい者の方から提出があったものです。支所等が廃止になっても住民票等の証明書を発行するという、「代替」といわれるコンビニエンスストア、郵便局は車いすで行くことができるのか、音声機能(コンビニエンスストアはマルチコピー機から証明書発行)はついているのか、代筆してくれるのか、そもそも支所等で丁寧に対応してくれた通りに対応してくれるのかなどという陳情内容でした。陳述は具体的な事例をもとに訴えられましたがとても胸を打つものでした。

 陳情は賛成少数で否決となり残念でしたが、今後に活きるものと思います。

 陳情は高齢者の方のこともよく考えられた内容でしたが、先日ある方から「やさしいまちづくりがいい」といったお話をいただきました。やさしさはやがて素敵なまちづくりに繋がっていく・・・、そういうことを言われていると思いましたが、私もそう思っています。

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