昨日は厚生文教常任委員会があり出席しました。
報告事項が2件ありましたが、①第4期小田原市地域福祉計画(素案)について、②学校給食センター整備事業の進捗状況についてということでした。
①の計画の位置づけに、新たに成年後見制度の利用の促進に関する指針及び再犯防止推進に関する計画についても本計画に包含し、施策を推進するとありました。
そこで、なぜ包含するのか、その根拠は何か?と質疑しました。
答弁からすると地域で支えて行くことの大切さを強調されていたと思います。成年後見制度は2021年に市民後見人の養成に係る研修がスタートし、40名参加で5名が実践研修になる等成果がありこれは一定良いと思いました。
再犯防止推進に関する計画については、地域社会の人間関係の希薄化など社会環境の変化によって、必要な活動体制等の確保が困難となり、従前のような活動が年々難しくなっている状況もある等。課題の内容が非常に重いと感じました。
その認識と、今後の主な取り組みについて、この程度の取り組みでは重い課題の解決にはならないのではないか、不安と懸念があるがどのように考えるか質疑しました。
地域福祉計画の策定の趣旨は?
一口に言うと地域住民に対して自分たちの地域を市、団体、事業者など様々な関係者と協力して創っていくことが大切とあります。
要するに地域住民に対して「こうお願いしますよ」と示唆していると考える。そうなると課題の解決が地域住民に向けられて行くわけですが解決できるのだろうかと思ったのです。
そこで本計画に包含してよいのかはまだ疑問が残ります。
地域住民の支え合いは大切なこと、しかし地域住民が出来ることは限られている。行政の責任をより明確にしながら本計画を推進していくことが一層求められていると考えます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます