穏やかな元旦の朝を迎えました。小田原駅前で初宣伝活動。メインに小田原市がすすめる(仮称)城下町ホール「見直し」の署名を呼びかけました。「なぜ計画の見直しを求めているのか?」20代の学生の方から熱心な質問を受けました。
(仮称)城下町ホールの建設計画は老朽化している現在の市民会館に変わる新たな文化施設をつくるというものです。市民会館の建て替えが本格的に位置づけられたのは1986年のこと。小田原市民会館整備検討委員会などで検討されて今日に至っています。
検討委員会は(仮称)城下町ホール建設市民委員会へと変化をとげましたが、05年基本構想、06年基本設計がまとまり実施設計、07年度の今年、工事着工と計画がされています。
「老朽化している市民会館に変わるものを!」市民の要望は非常に大きくあります。実際に今ある計画の見直しを求める中で、「身近なところでいい音楽を聴きたい」、「お芝居を楽しみたい」などの声をよく耳にします。新たな文化施設の建設はぜひ必要だと思います。
しかし・・・計画は市民が求めている文化施設とはかけ離れて、このままでは莫大な税金を費やすだけで、市民には喜ばれるものとはならないなど。問題点がうきぼりになってきています。
デザイン(HPシェル・湾曲型)は確かに斬新、でも市民はいい音楽を聴き、いいお芝居を観たいということで、実は何よりも機能を重視。建物の中まで湾曲では音響が台無しに。反射板をそのためにつけるというが、いい音を得るためにあちこちに反射板をつけることに・・・。
ホールの機能をホールインホール、劇場型とか6つの機能をもつホール形態にするという。多い機能よりシンプルで充実した形態を!ここまででも確かに、これまでにないものを感じさせるが、斬新なものは必ずしも的を得たものとはならないということを今回の(仮称)城下町ホールの計画で知ることになりました。
市民に使い勝手の良いホールを!市民に愛される市民会館を!市民運動が盛り上がってきています。市民の声が反映されてこそ良いものがつくれると、昨年の夏に視察した先でしっかりと見て聞いてきたところ。本当に納得のいくホールとしたいものです。
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