2016年度予算に天守閣耐震改修事業費(352,560千円)が計上された。これは今年度までの継続事業となっている。天守閣の入場者数が伸びてきているだけに今後も多くの方が訪れることを期待する。予算書には、天守閣の入場者数は年間で427,000人と見込まれています。
予算特別委員会では現地視察を行ったが、天守閣の中は全体にセンスのよい落ち着いた雰囲気が漂ってきていると思った。それと最上階はちょっと変わった趣があると思いました。
天守閣最上階は摩利支天像が安置され、摩利支天を中心とした空間の復元がされることになっている。摩利支天は武家の守護神として信仰されてきたもので、元禄地震でも焼失をまぬがれたという。守護神が安置されるところに、市内辻村山林・天守の森の杉(1尺5寸の八角形の柱)が堂々そびえ立っていました。ちょっとミステリアスでおもしろい空間だと思います。