りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

ケアタウン構想の目的は何なのか

2010年05月12日 | *市*議*会*
 厚生文教常任委員会を傍聴しました。

 報告にあった「ケアタウン構想報告書」だが、どのような目的でこの構想が練られてきたのかがより鮮明になってきたと感じました。

 報告書にある新たな支え合いのイメージ図はその出展が厚生労働省となっているので、その辺りもどうなっているのかと気に留めながら本市の構想を見ると、2007年に国が設置した地域における「新たな支え合い」を求めるなどとした研究会の中身とオーバーラップしていると思うのでした。

 研究会は「地域社会で支援を求めている者に住民が気づき、住民総合で支援活動を行う等の地域住民のつながりを再構築し、支え合う体制を実現する為の方策」について検討してきたということです。厚生労働省社会・援護局の求めに応じて設置された研究会だが、求めていることとは何なのか。そんなことを思いました。

 ケアタウン構想の位置付けは当然、小田原市新総合計画に連動していく形となっているが、この構想も然り、市長の考えている市政運営のベースを成していくものということがはっきりしてきたと思うのです。

 問題は構想の基本理念である「いのちを大切にするケアタウンおだわら」となるのかどうかだ。検証を深めなければと思います。