りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

「市民ホール」・・・いいひびき

2009年08月01日 | *市*議*会*

 「市民ホール」はいいお芝居を観たり、いい音楽を聴いたり、それに市民の表現の自由と創造力がさまざまに発揮される場であってほしいと思うので、老朽化している現市民会館大ホールに変わるホールの必要性はますます大切になっていると思う。そのホール整備について、7月28の市議会総務常任委員会に、市長出席のもと、これまでよりもさらに踏み込んだ形の報告がありました。

 それは、すでにホール予定地となっている三の丸地区の現有地約5800㎡と拡張予定地約3000㎡について施設配置エリア案を明らかにしたことです。お堀端通り沿いは空地エリアを設け歴史的景観への配慮、災害発生時に備える。中央は低層エリアとし、エントランス・展示室等とする。国道一号線沿いは高層エリアで、大ホール・小ホールにするというもの。


(
ホール計画地・正面奥は東京電力)

 
そこでその時点で、駐車場はどうなるのか、舞台搬入口はどうするのかとすでに気になる点がいくつもあり、現時点で、大事なところはもう少し見えるようになっているべきだと思ったが、委員会全体を傍聴して感じたことは、後にも先にもこれ以上の提示は無理なことだとも感じた。今後のスケジュールも公表となったが、建設準備会等での検討を基本に、より明確にされていくものと思ったのでした。

 関野隆司市議からは、①どういうところで検討されたのか②庁内プロジェクトの構成はどうなっているのか③いつから検討されてきたのか、
質問が出された。

 そして市民部内部で考えてきたもので、その際市長・副市長も入って考えてきた。プロジェクトは6月11日に基本構想をつくるために立ち上げたもので、職員11名の構成となっているとの回答がありました。 

 さて、市長は委員会開催の冒頭に、これまでのホール計画を白紙に戻し、新たな計画にする。①老朽化しているホールを新たにする②歴史と共存する③過大なコストはむずかいしの3点を位置づけ今後のホール整備に取り掛かることを強調された。

 ホールは前市長が進めてきた計画に、市民運動など多くの市民が見直しを求めてきたもの。議会での論戦も激しくあった。またそれを争点に一年前に市長選もたたかわれ見直しを求めた加藤市長が市民に選ばれ市長に就任された。小田原市にとってどのようなホールが適切なのか、市民がどのようなホールを望んでいるのかは市長ご自身が十分分かっていらっしゃることだと思うが、同じような失敗を繰り返さない為にも議会に求められているものもさらに大きいと改めて感じる。