りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

議案に対する賛否はぜひ公開すべきでしょう

2009年03月19日 | *市*議*会*

 本日の議会運営委員会で「議案に対する議員個人毎の賛否を公開する事に関する陳情書」が議題となりました。以前にも同種類の陳情を審議したことがあるが陳情者は前回と同じ、「麦の会」ということでした。

 日本共産党市議団は前回も今回も陳情には賛成したが、今回は賛成・反対がきっ抗したために委員長の采配により結果的には継続審議という判断が下され、全会一致で継続審議としました。

 陳情内容に20万人市民の代表である議員が、議会でどのような投票行動をしているか、市民は知らされていない。唯一知る手段としては、議員が発行する議会報告或いは支持者に配布する後援会便りとなるが、これとて議案に対する賛否が十分に掲載されているか疑問の余地がある。

 仮に掲載されていたとしても一市民の立場で言えば、議員全員の広報紙を入手することは不可能なので議員の行動を把握することができない。

 従って、どの様な投票行動をしているか、皆目見当が付かないのが現実。そこで市民の目から議員の議会活動を理解するためにも、議案に対する議員個人の賛否をホームページ或いは議会便りに公開して頂きたいとありました。

 言われていることはその通り。議員が議案に対してどのような態度表明を行っているかは市民にとっては最も知りたいところだし、議員はその1つ1つを明らかにすることが求められていると思うのです。選挙で選ばれた議員は市民の代表として議会に臨んでいるのであって、議案にどう臨み判断を下したかは報告する責務があると思っています。

 県西地域2市8町では南足柄市、真鶴町、開成町、湯河原町、大井町、山北町の1市5町ではすでにホームページで公開され、湯河原町、開成町では議会便りでも公開されている。いずれも本会議での賛否についてのものだが、それでも賛否を明らかにしていない小田原市に比べれば進んでいると思うのです。

 先日、日本共産党市議団では予算特別委員会の総括質問の直後に議案に対する採決について、一括採決とせず、議案1つ1つについて個々に採決を行うよう議長に正式な文章を持ち申し入れを行った。基本的にはすべての議案についてそうあるべきだと思っている。

 議案に対する議員個人毎の賛否を公表するに当たり、採決の仕方も変えていかなくてはならないと思っています。議員個人毎の賛否の公表
も、大まかな一括採決でなく個々の採決も、いずれも市民に丁寧な報告をするための本来あるべき形だと思う。

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