りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

陳情の多さは暮らしの大変さの反映

2007年12月06日 | *市*議*会*

 所属する厚生文教常任委員会がありました。今回はなんといっても10件もの陳情が提出されたこと。ここにちょっとびっくりしたことです。中身を見ればどれもこれも緊急を要するものばかりで、まず暮らしの大変さが強く感じられたのです。そして医療、福祉、教育の充実。ここをなんとかしてほしい!その声が陳情書に映し出されている思いがしました。

 陳情は「障害者のいのちとくらしを守る支援施策に関して国への意見書を求める陳情」、「県の医療費助成制度見直しに関する陳情」、「後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情」、「深刻な医師不足を打開するための法律を制定するよう、国に対しての意見書決議を求める陳情」、「国・県に私学助成制度の充実を求める意見書の採択を求める陳情」などなど。
 
 審査の結果 今回の陳情で「継続」になったものはあったものの「採択」になったものはなく残念。ちなみに私は10件の陳情すべてに採択としました。

 例えば障害者福祉に関する陳情では国は改善策といって1200億円の予算をもって対策を講じると言っているけど、それでも根本的な解決にはなりません。困っていることの根本的な解決はいろいろある中で、まず根っこにある「応益負担」、障害者福祉サービスを利用する際の利用料の1割負担。これをやめさせることが一番だと思っています。サービスを利用するのは低所得にある障害者の方たち。この応益負担という考え方が障害者の方たちを苦しい立場に追いやるのです。陳情項目の一番目に障害者福祉・医療における「応益負担制度」を即刻中止することとあった。本当にそうすべきだ。

 障害者自立支援法の完全実施から1年が経過。なぜ障害のある方たちが大変な体をおされて、日比谷公園等各地で集会を持たなければならないのか。(昨年10月には日比谷公園に応益負担の廃止・障害者自立支援法の見直しを求めて15000人が集まった)
国会に何度も出向かなければならないのか。この法が障害者の方たちや関係者にとんでもない負担を背負わせている。この法そのものに問題があるからです。

  もっともっともっともっともっと、障害者にやさしく丁寧な政治でなくてはならないと思い知らされます。

 

コメント
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