(銚子電鉄の車内) (ぬれ煎餅)
千葉県銚子市。日本一の魚の水揚げ港と醤油の町として有名です。会派「市民民主クラブ」の視察で1月31日に訪れました。今回のテーマは観光に関するものでしたが、銚子市は昨年の3.11の災害と福島原発事故の風評で、観光客が急激に落ち込みました。今はかなり回復していますが、それでもこれまでの7割程度です。
同市では観光客の回復を目指していろいろな新しい試みが行われていますが、その1つが観光プロデューサーと観光アテンダントです。観光プロデューサーは大手旅行雑誌記者などのプロの知識で地域観光資源の掘り起こししてもらう事業、観光アテンダントは女性4人を採用して、おもてなしの心で観光客の迎い入れや観光案内などをしてもらう事業です。いずれも「ふるさと緊急雇用創出事業」を活用して雇用しています。この銚子市観光アテンダントの一人石神優子さんが私たちを案内して下さいました。
銚子市の銚子駅から犬吠埼の灯台付近まで伸びる民間鉄道の「銚子電鉄」は松阪市で言うなら、さしづめ名松線といったところです。この鉄道は赤字路線で廃線も取りざたされていました。その時電鉄の社員が考えた「ぬれ煎餅」を売りでしたところ、これが大当たり、鉄道の売り上げより、煎餅の売り上げの方が多いということで、煎餅のおかげで鉄道も存続できることになりました。この地元産の醤油を使った「ぬれ煎餅」を私たちも土産として買ってきましたが、やみつきになるような美味しさでした。インターネットでも取り寄せることができます。
また魚の水揚げ漁港だけあって、どの魚も大変美味しかったです。視察を受け入れていただいた銚子市産業観光課の皆さんありがとうございました。案内をしていただいた観光アテンダントの石神優子さんありがとうございました。