川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

検証!松阪駅西再開発事業(2)

2008-11-16 20:01:11 | 思うこと
◆反対討論
 平成19年2月議会において松阪駅西地区市街地再開発事業の関連予算は前代未聞の23時間のロングラン徹夜議会のあとの採決の結果、賛成19対反対13で可決された。
 議案の採決の前に有志議員により、自分はなぜ賛成するか、自分なぜ反対するかを述べる賛成討論、反対討論を行うが、私は次のように反対討論を行った。

 『本議案により市から補助金が出される松阪駅西地区市街地再開発事業は、民間業者の発想と計画を市がそっくりそのまま受け入れ、気前よく税金を投入するもので、一部の業者の利益のための事業に思えます。
 この事業に対する反対理由として、
1、松阪駅前という公共の場所を舞台とする計画でありながら、市民への十分な説明がなさていない。
2、1300億円もの借金を抱える松阪市が民主導の事業に多額の税金を投入すること。
3、駅前における24階建て、70余メートルマンションは、駅を利用する人や地元住民に圧迫感を与え、歴史と文化都市松阪の景観を台なしにするおそれがある。
4、福祉総合センターの駅前への立地も、自然環境にすぐれた場所への設置を希望する市民の願いに反するものであります。
 市街地の活性化は市民の願いです。今回のように一部の業者の利益のための発想では、とても市街地の活性化に役立つとは思えません。駅前再開発は、もっと市民がみんなで議論して考えるべきです。 私は、市政をチェックするという市議会議員の役割を果たすために、市民の方に顔を向け、市民の利益のために本議案に反対します。』
                  
 議会が終わったあと本議案に賛成された一人の先輩議員から「自分は賛成の立場だが、反対したくなるようないい討論だった」と言われた。また一人の新聞記者さんからも「論理的でいい討論だった」と言われた。

◆市民への説明責任
 19年の2月議会で駅西再開発事業は可決されたが、このとき反対議員に限らず、賛成議員からも、市議会に対する、また市民に対する行政からの説明責任が果たされていないとの指摘があった。
 このため市ではこのあとケーブルテレビを通じてこの事業の説明をしたり、パンフレットの全戸配布をした。また市民の代表を選任にして「まちづくりフォーラム」や「市民意見交換会」が開催された。

 兵庫県の川西市では再開発事業を進めるにあたって行政が、市内の自治会、PTA、婦人会、JCなどあらゆる団体を対象に説明をして廻ったと聞きいた。それに比べるとまだまだ説明がなされたとは言えない。本当の説明責任とは一方的に説明をするだけではなく、説明をして市民に理解してもらってはじめて説明責任を果たしたことになる。
 そしてなにより市民への充分な説明、市議会への充分な説明のあと議案を市議会に上程すべきではなかったか。

◆市民からのいろいろな提案
 この事業が前に向かって進んでいくことになってからも、市民からいろいろな提案も出された。市民が自由な発想で作成した駅西再開発のレイアウト、三交百貨店跡地と合わせて開発してはどうか、マンションを駅より遠い北側にもっていってはどうかなど市民から意見が示された。

 この中で殿町住民協議会(梅本治会長)が提示したイメージ図は、マンションを計画からはずし、市総合センター、ホテル、立体駐車場を中心とし、観光センター、レストラン、物販店などを配した見るからに「うきうき」するようなすばらしい計画であった。

 しかし、これらの意見はすべて現実的でないと却下された。本来、駅周辺のような公共の場の開発は、企業利益からスタートするのではなく、市民の自由な発想から始まり、それをいかにすれば現実化できるかと煮詰めていくことが一番大事ではなかったか。(次回につづく)
                         平成20年11月16日
                            松阪市議会議員 川口 保
 

検証!松阪駅西再開発事業(1)

2008-11-14 21:37:57 | 思うこと
 松阪駅西地区市街地再開発事業は準備組合との折り合いがつかず、断念せざるを得ない状態となってきた。ここではこの事業がこれまで歩んできた道を振り返って検証をしていきたいと思います。

◆市保健医療福祉総合センター駅前への立地
 松阪駅西地区市街地再開発事業は当初、民間主導の事業としてスタートした。市の保健医療福祉総合センターをこの事業の中に組み入れるとなってから、寝耳に水に議会から反発が起こり、議論に火がついた。私たちはこのような保健施設は空気や環境のよい農村部や林間に立地すべきではないかと反対をした。しかし交通の便がよいとか検討委員会から答申があったとかで、駅西への立地が決まってしまった。他市のこのような施設を視察にいっても広い平野の中に立地されており、平屋建てか二階建てで駐車場も平面的であった。駅西にもってくると総合センターも駐車場も立体的になり、資金も多くかかることになる。

◆市議会議員有志主催の市民懇談会
 平成19年2月5日、松阪市議会議員の超党派の有志議員11名による「市民懇談会」が産業振興センターで開催された。この会にさきがけ、有志議員は数千枚の案内状を市街地を中心として配布して市民の参加を呼びかけ、当日約110名の市民が参加した。
 この会に私も参加したが、今まで議員が主催するこのような催しはなかったと聞いた。私たちはこの会で賛成派、反対派双方の市民の意見聞きたかったが、反対派の市民が場内を圧倒する形で会が進んでいった。そして本来、行政側に向けられる不満が懇談会を主催した議員たちに向けられ、私たちにとって何かしっくりしないものが残った。
 第2回の市民懇談会は3月17日に産業振興センターで開催され8名の議員と30人の市民が参加した。

◆講演会、研修会への参加
 行政側も当初「この事業は民間主導の事業だから市は口出しが出来ない」ということを繰り返してきた。しかしこの事業は国や県や市が補助金を出す都市計画事業であるので、市が口出しできないとか、市が口出しをしないというのはおかしいと、専門家からも指摘があった。市も都市計画事業をよくわからなかったのであろうか。
 実は私もこの問題が発生するまで、再開発事業や都市計画事業の知識はほとんどなかった。このためいろいろな講演会や研修会に進んで参加した。2月26日市福祉会館で行われた市議、市職員を対象とした全国市町村再開発連絡協議会顧問の横島毅氏の「市街地再開発事業について」と題する講演会。また殿町住民協議会主催の横島毅氏の講演会や共産党市議団主催の「松阪駅前再開発を考える市民集会」などに参加した。また専門書やインターネットなどで知識を広めた。

◆前代未聞の23時間ロングラン徹夜議会
 この開発の関連予算2億3400万円が平成19年3月議会で補正上程された。3月23日午前10時、この日の議会が始まった。来年度予算などの審議が終わったのが午後7時半。そのあとこの駅西再開発の是非を問う審議が始まった。時間がどんどん過ぎていっても終わる気配はなかった。ベテラン議員の話では議会が夜中の12時を越えたことは今まで一度もなかったそうだが、12時を過ぎても、いつ終わるとも知れない質疑が延々と続いた。やがて夜が明けて議員も理事者側も疲労がピークに達した24日午前9時、前代未聞の23時間の徹夜議会は終わった。結局この日、この議案には私を含め11人の議員から質問が理事者にぶっつけられた。

◆賛成19×反対13で可決
 3月29日の本会議で松阪駅西地区市街地再開発事業の関連予算の議決が行われた。討論では3人の議員が賛成討論を、私を含めて4人が反対討論を行い、採決の結果、賛成19対反対13で可決した。ベテラン議員の話では、これまで賛否がこれほどきっ抗した議案はなかったということであった。
 しかしこの事業はこれで一件落着とはいかず、このあと益々数奇な運命を歩んでいくことになる。(次回につづく)
                    平成20年11月14日  
                        松阪市議会議員  川口 保

松阪市決算議会開催中

2008-11-13 21:41:36 | 日記
 決算議会といわれる11月松阪市議会臨時会が11月7日から始まっています。そして12日から18日まで決算調査特別委員会が開催されています。この決算議会、決算委員会は前年度・平成19年度の1年間における松阪市のお金の使われ方を検証するものです。
 各会派の代表が市の各部署の決算に対していろいろ質疑をします。それに対して部署の代表が答弁します。部署によっては質問が多い所もあれば、何もないところもあります。

 今回、私は決算委員ではありませんが、昨日12日から市役所にいって勉強のため決算委員会の様子を傍聴しています。毎年何人かの議員が傍聴するのですが、今年は他の議員の傍聴はなかったようです。
今年の決算調査特別委員会委員は次の議員です。
  山本 芳敬、田中 祐治、山本  節、大平  勇、佐波  徹
  高橋  護、安達 正昭、中島 清晴、久松 倫生

迷走!定額給付金

2008-11-12 22:09:13 | 思うこと
 政府が追加経済対策に盛り込んだ総額2兆円の定額給付金の配布方法をめぐって政府・与党が迷走した。民主主義の世の中だからいろいろな意見があってもいいが、少なくとも国民の前に出す前に政府・与党内で意志統一を計るべきだったであろう。案が出されてからいろいろな意見がでて、方針がコロコロ変わっていくのは国民から見てみっとむない気がする。
 そして今日12日に最後まで決まらなかった所得制限の設定をどうするかは、配布する自治体が決めるという方針を打ち出した。こんなことすら自分達で決められないほど今の政府は無能なのか、自治体からは当然のように困惑や反発がでている。

 この給付金で各自治体は混乱するだろう。国民全員が1万2000円と同額であっても、支給されない人や二重に支給される人が出るだろう。しかも今回18才未満及び65才以上はプラス8000円、まして所得制限の設定をどうするかの判断は自治体がするなんて、どこの自治体でも混乱が予想される。
 この給付金の支給にかかる事務的な費用は国が出すとしても、配布には自治体で配布チームを結成しなければならないといわれる。どこの自治体でも人員削減で人が減っているところにこんな事に労力を使わなくてはならないなんてバカげている。

 この給付金と同じようなものが以前にもあった。1999年に景気対策として配布された「地域振興券」である。あのとき景気に影響を与えるだけの効果があったのかどうか、その検証がなされたという話しは聞かなかった。
 今回の給付金は景気対策か社会政策なのかがはっきりしないという。これは選挙対策だともいわれている。しかし共同通信が実施した給付金に対する電話調査では「評価しない」が58.1%と「評価する」31.4%を大きく上回っており、選挙対策としての効果もなさそうである。
 総額二兆円のお金を国民に配布しても、新たな消費を掘り起こすことなく、ほとんどが日常生活の中に埋もれていくだろう。この2兆円を直接国が景気対策に使った方がよかったのではないか。この政策で麻生政権の支持率がまた一気に下がるだろう。
                        松阪市議会議員  川口保

松阪駅西再開発事業破たんへ

2008-11-12 08:41:32 | 日記
 11月11日の建設水道委員会協議会で松阪駅西再開発事業について市長から「確約書を取り付ける努力をしたが、準備組合と折り合いが付かないため組合の設立を断念せざるをえない」と説明がありました。中止するという名言は避けたが、実質この事業は断念せざるを得ない状態です。

 この事業は昨年の3月議会で前代未聞の23時間連続の徹夜議会も行われ、議会でも、市民の間でも激しい議論を呼んできました。本事業が破たんに向かいつつある直接の原因は、準備組合側が資材の高騰による事業費の増加分の大部分を市側に押しつけてきた事により、事業パートナーとしての信頼がもてなくなったことにあります。
 市側は準備組合に対し事業費の増加分を公平に分配するように修正を求め、今後このようなことがないように確約書の提出を求めました。しかし準備組合側から確約書の提出はありませんでした。

 この事業は実質、ホテルとマンションと松阪市などの5団体が遂行していくものです。これから大きな事業を進めていこうとする、しかもたった5つの団体で確約書を取らなければ信頼できない状態ではうまくいくはずがなく、工事が始まる前にこういう結果になったのがまだ不幸中の幸いでした。

 委員会協議会では各委員から市側に、この事業の取り組み方への反省を求める意見が出されました。この事業ははじめから都市計画事業として必要ないくつかのプロセスが踏まれておらず、ボタンの掛け違いがあったのではないかと思います。そしてボタンを掛け違ったまま突き進んでいって、今日の結果を招いたのでないか思います。
 このような大きな事業の遂行には、行政も市民も市議会も全員とまではいかないまでも、大多数が賛成出来る計画やプロセスが必要ではないかという教訓を得たのではないでしょうか。
 これまでの経過を踏まえた検証を次回このブログで行いたいと思います。

日本シリーズ終わる

2008-11-10 10:26:58 | 日記
第7戦までもつれ込んだ今年の日本シリーズは西武の逆転優勝で終わりました。戦力がきっ抗し、連日まれに見るいい試合が続き、いい日本シリーズでした。

昨年は中日が53年ぶりに日本シリーズで優勝しました。中日ファンの私には大変嬉しいことでしたが、リーグ優勝をしていないだけに「喜びも中くらいなり」といった気持ちでした。今年はなによりリーグ優勝同士の対決でより盛り上がり、西武が正真正銘の日本一といえます。

今年の日本シリーズを見ていて、巨人にもチームの中で育ってきたいい選手が、投手にも野手にもいっぱいいるなあと改めて感じました。高橋由や二岡がいなく、阿部や小笠原が手負いの状態でも、若い選手が活躍しました。原監督にしてみればFAなどでよそのチームの主力選手を取ってくるより、チームの中で育てた選手で戦っていきたのでではないでしょうか。これが原さんが目指す野球なのではないでしょうか。

一方の西武にも若いいい選手がいっぱいいました。私は投手では西口や涌井、野手ではおかわり中村君ぐらいしか知りませんでした。投手の岸なんて初めて知りましたし、野手の片岡、中島、平尾なんて初めて知りました。これから西武が楽しみです。
プロ野球ファンのとって見応えのある今年の日本シリーズでした。

まぼろしの邪馬台国

2008-11-08 22:03:44 | 日記
 久しぶりに映画を見ました。吉永小百合さん主演の「まぼろしの邪馬台国」です。偶然に発見した土器をきっかけに邪馬台国の研究に情熱を注ぐ全盲の文学者・宮崎康平と彼の目となり杖となり、彼の研究を献身的に助ける妻和子の物語です。

 中国の歴史書「魏志倭人伝」に千八百年ほど前、邪馬台国から卑弥呼が中国に使いを派遣したと書かれているが、日本のどこにあったかわからない。宮崎康平は和子がテープレコーダに録音した魏志倭人伝の内容を何度も聞き、また実際に現地もまわりながら、邪馬台国の位置を特定していきます。

 「♪おどみゃ 島原の おどみゃ 島原の ナシの木 そだちよ…」この「島原の子守唄」は康平が作詞作曲した歌で、森繁久弥が唄って全国的に有名になりました。康平と森繁久弥さんは早稲田大学の同窓ということで付き合いがありました。また歌手のさだまさしさんはよくこの家に遊びに行っていて、康平からはおじさんのようにかわいがられたそうです。「関白宣言」の歌は宮崎夫妻をモデルにしてできたといわれています。

 この映画の主演の吉永小百合さんは確か私の一つ上、63才と思うのですが、美しいですね、まさに永遠に美女です。今日は映画いをハシゴして、このあと三国志を題材にした「レッドクリフ」というスケールの大きな映画も見ました。 

小室哲哉の逮捕によせて

2008-11-06 07:01:13 | 思うこと
 音楽プロジューサーの小室哲哉が詐欺容疑で逮捕された。私たちの世代では小室メロディーはなじみは薄いが、会社に勤務していた時、会社の仲間たちとカラオケに行くと、女の子たちが盛んに小室メロディーを歌っていたのを思い出す。その頃はまさに彼の絶頂期ではなかったかと思う。

 小室哲哉はその時代にあった歌を世に送り出し、多くの若者の心をとらえたのだろう。ただその時、私たちの世代ではなかなか彼の歌はなじめなかった。歌謡曲の世界に私たちの世代を相受け入れない時代を作ってしまったという印象をもった。 
 私たちがカラオケなどで何十年も昔の歌を今、懐かしく思いながら歌うように、今の若者が年をとったとき小室メロディーを懐かしく思いながら歌うのであろうかと、疑問に思ったことがあった。

 彼は所得番付の上位にランクされたこともあり、最盛期には百億からの貯金があったといわれている。お金は儲けるのも難しいが、使うのはもっと難しいのかも知れない。長い下積み生活で苦労してきた演歌歌手などは、スターになって収入が高額になっても、彼のようなお金の使い方はしないだろう。

いろはにほへと ちりぬるをわか よたれそつねな らむうゐのおく
やまけふこえて あさきゆめみし えひもせす

 ご存じの「いろは歌」である。47のかなを全て使い、もちろん同じものを2回使わず、ひとつの文章がつくられている。実際にやってみるとわかるが、大変難しい作業である。しかもこのいろは歌にはこの限られた条件でつくられた歌でありながら、仏教の教えが込められている。

人の世は無常である どれだけ栄華を極めても 秋になり葉は落ちるように その繁栄には限りがある
私たちはどれだけ栄華を極めても 足を地につけてしっかり生きていかなくてはならない 決して驕るべからず

 こんなような意味だったと思う。小室哲哉の逮捕を聞いてまさに栄枯盛衰、この歌を思い出した。彼が最近、金策に走り回っていたことがテレビなどで報じられている。栄華を極めただけに彼の哀れさがよけいに目立つ。今、彼は逮捕されてほっとしているのではないだろうか。もう一度ゼロからスタートするにはいい機会である。

高校時代の恩師と再会

2008-11-05 19:54:35 | 日記
 今日11月5日、久居農林高校3年の時の担任の紀平先生に久しぶりにお会いしました。先生は高校では「花卉」を教えてみえましたが、退職後いくつかの公民館で園芸講座の講師を務められています。その内の一つ津市久居戸木公民館で講座があり、今日お会いしました。同窓会で時々お会いしていますが、それでも久しぶりでした。

 この公民館の事務員さんが私の同級生の奥さんで、この前用事で訪ねて行ったとき、紀平先生の話しが出て、今日連絡をとって訪問しました。私が行くと先生は講座の休憩時間を早めて会っていただきました。先生はお元気で、昔とかわらぬ気さくな感じで、短い間でしたがお話をさせていただきました。

自治体議員研修会に参加

2008-11-05 08:20:55 | 日記
 11月4日、三重県自治会館で自治体議員研修会があり参加しました。この研修会は三重県自治会館が主催して行われているもので、今年が第2回目。今回は明治大学公共政策大学院の兼村高文教授から「財政健全化法と自治体財政」というテーマで講義を聞きました。

 最近自治体の財政事情が悪化し、夕張市のように財政破たんする自治体も出てきました。このため自治体の財政健全化と財政再生のための制度が必要となり、国から「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」(「健全化法」)が平成19年6月22日に公布されました。この法律に基づいた健全化の判断基準など説明を受けました。

 今回の研修会には三重県下の16の自治体から約百名の議員が参加しており、松阪市からは海住議員、大平議員が参加されており、私の友人の津市の杉谷育生議員、志摩市の廣岡安吉議員も参加されていました。

氏郷まつり開催される

2008-11-04 07:59:19 | 日記
 初午まつり、祇園まつりとならんで松阪三大祭りの一つ第47回氏郷まつりが11月3日(祝)に開催されました。この祭りは松阪のまちの礎を築いた郷土の偉人蒲生氏郷の業績を偲ぶもので、氏郷まつり実行委員会が主催して行われました。

 祭りにはメインイベントの武者行列をはじめ、しょんがい音頭、しょんがいソーラン、サンバ、日野町鉄砲隊、太鼓演奏などがまちなかの大通りや中央ステージで繰り広げられました。12時に松阪市役所を出発した武者行列は、響座の太鼓を先頭に、馬に乗った氏郷、輿に乗った冬姫を中心に侍や従者など長い列をなし、市役所通りから祭りのメイン会場のまちなかに入り、大勢の人々が見守る中ゆっくりと列を進めました。

 この日はこれらの催しのほかカラオケ、献血、物産展や各団体のコーナーがあり、また多くの露天やバザーがでて、10万人を越えるといわれる人々が繰り出し、まちは1日中にぎわっていました。

 松阪市産業振興センターではまつさか参の会の主催で「氏郷の生涯展」や酒井一三重大学名誉教授による基調講演「蒲生氏郷とその時代」があり、私も拝聴しました。氏郷の生きた時の時代背景をユーモアをまじえながら話しをされ、百数十名の市民が熱心に聞き入っていました。

ドングリまつり開催される

2008-11-03 08:23:16 | 日記
 11月2日(日)、松阪市嬉野権現前町の嬉野ふるさと会館前公園でドングリまつりが開催されました。この祭りは子供たちに古代の人々の生活を体験してもらおうと、松阪市教育委員会文化財センターが主催して毎年行われるもので、今年が第10回目となりました。

 この祭りでは、勾玉(まがたま)をつくろう、土器をつくろう、ガラス玉をつくろうコーナーや、縄文の編み物「アンギン」の体験、「まいぎり法」と呼ばれる火おこし器で火おこしをする競争など、子どもたちが興味をひくコーナーが設けられており、子どもたちがそれぞれ思い思いのコーナーで一生懸命に取り組んでいました。

 このほか嬉野釜生田町にある天白遺跡の土器の展示や、天白遺跡周辺の文化財探訪が行われたり、ふるさと会館や中央公民館では「文化祭作品展示」や「うれしの物産まつり」も行われ、文化財センター小林所長の話では毎年千人くらいの参加者があるとのことでした。
  (写真は火おこしレースで奮闘する子どもたち)

松阪ジュニア市民議会開催

2008-11-01 17:35:59 | 日記
 11月1日(土)、松阪市役所内の松阪市議会議場で市内の中学生が議員となって、「松阪ジュニア市民議会」が開催されました。この議会は松阪花しょうぶライオンズクラブなど3つのライオンズクラブが主催し、松阪市・松阪市教育委員会が共催して毎年行われるもので、今年が第6回目となります。

 この日議場には松阪市内の中学生が通う14校の代表がジュニア議員として参加しました。市役所側は本会議と全く同じように、市長を始め各部長が勢揃いし、長野議長の進行で議会が進められました。各校2人の代表は質問席に出て、福祉、教育、観光、医療、環境、人権など思い思いの質問や提案を15分の持ち時間を使って市側にぶっつけました。

 この催しは時代を担う子どもたちの松阪市の将来に向けた熱い想いに耳を傾け、行政はもとより地域ぐるみで対話することの大切さを認識しようとするもので、ジュニア議員たちは厳粛な本会議場で緊張しながらも、堂々と質問しました。これに対して市側も市長を始め各部長たちが真摯に答弁をしていました。

 傍聴席には先生や生徒、保護者などの学校関係者を始め、主催者側の人たち、市議会議員が詰めかけ、熱心に聞き入っていました。私も今回始めから終わりまで傍聴させていただきました。ジュニア議員たちは質問だけでなく、自分たちの提案も述べていたのがよかった。この催しを企画された皆さん、学校関係者、答弁側の市長をはじめと市側の皆さん、傍聴された皆さんご苦労様でした。