(優秀賞1席の「けいこ号」の競りの様子)
松阪牛まつりが11月25日、松阪市伊勢寺町の松阪農業公園ベルファームで開催されました。この日は秋晴れの絶好の行楽日和になり、関係者の話では過去最大の人出だということです。会場には松阪市及び近隣から出店した出店が並び、来場した市民は思い思いに品を買い求めていました。また松阪肉のすき焼きの大試食会には長い列ができ、無料のすき焼きを味わっていました。
この日会場では特産松阪牛を決める「第63回松阪肉牛共進会」が行われました。
「特産松阪牛」とは兵庫県産の黒毛和牛で、雲出川から宮川流域の市町で900日以上育てられた牛という条件があります。この日予選を勝ち抜いた50頭が出品され、審査の結果、優秀賞1席から4席が選ばれました。
松阪牛の女王、優秀賞1席には明和町斎宮の深瀬晃さんが育てた「けいこ号」が選ばれました。
このあと競り市が行われ、共進会に出品された50頭の牛は、威勢のいい掛け声とともに、次々と精肉業者の人に競り落とされました。今年はほとんどの牛が200万円以上の値をつけました。
多気町相可の相可高校の生徒たちが育てた「いちよし号」はどんどんと値が上がっていき、場内からは拍手と歓声が起こる中、例年通り松阪市稲木町の瀬古食品(有)が602万円で落札しました。最後に行われた優秀賞1席の「けいこ号」の競りでは、予想通り最高値がつき、2200万円で津市の精肉店「朝日屋」が競り落としました。
午後3時からは恒例の餅まきも行われ多くの来場者は、秋晴れの下、牛まつりを楽しみました。
(餅まきの様子)