川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

三雲中学校のフューチャースクールを参観

2012-07-13 17:18:57 | 日記
           
                       (理科の授業と英語の授業)

 松阪市議会の議員を中心として7月13日、松阪市中道町にある松阪市立三雲中学校(川田公也校長)で行われているフューチャースクールを視察しました。
 今日の視察は文教経済委員会の議員など有志議員14名と、教育委員会関係者などが三雲中学校に集結して、2年4組の英語の授業を、また3年2組の理科の授業を参観しました。

 フューチャースクールは総務省の事業で、学校現場でICTを活用した授業を推進していくために情報通信技術面などの課題を検証していくためのモデル校です。文部科学省の「学びのイノベーション事業」と併せて公募され、2010年から3ヶ年計画で実施されています。2010年には小学校10校が、2011年には中学校8校・特別支援学校2校が委託先として決定されました。三重県では唯一松阪市立三雲中学校が実施校となっています。
 
 三雲中学校には生徒447人と全ての教師にアイパットが支給(国費100%)され、今年4月から事業が始まっています。生徒や先生は本来の授業とともに、アイパットの使い方も勉強しなければなりません。最近の生徒さんは覚えも早いようですが、教える先生が研修など重ねて教え方を勉強しなければならないので大変そうです。

 今日の英語の授業では、先生が自分のアイパットから生徒のアイパットに向かって問題を送り、生徒が解いていくもので、時には前方の電子黒板を使って説明します。理科の授業では生徒がいくつかの班に分かれて科学実験をするもので、実験結果を生徒がアイパットで写真を撮り、前方の電子黒板に送るもので、結果を受けて先生は黒板を見ながら説明するというものです。

 三雲中学校にはICT支援員が派遣されていて、授業中わからないことの指導をしています。現在は全授業のうち、約3割をこの形の授業をしていて、だんだんと増えているということです。三雲中学校のこのフューチャースクールは3ヶ年の予定で行われます。
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