川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松浦武四郎誕生地活用のシンポジューム開催される

2012-07-08 23:12:32 | 日記
 今年は、松浦武四郎誕生地が昭和37年(1962)に、当時の三雲町の史跡指定となってから、50周年にあたり、武四郎の生家の活用を考える「史跡松浦武四郎誕生地の活用と整備を考える」シンポジュームが7月8日、松阪市本町の松阪市産業振興センターで開催されました。
 武四郎の生家は松阪市小野江町の旧伊勢街道沿いにあり、文化15年(1818)に生まれた武四郎は、おかげ参りなどで街道を埋め尽くす旅人の姿に刺激を受け、旅を志すようになったといわれています。

 この生家を買い受けた松阪市は平成19年に、松浦武四郎誕生地整備検討委員会を設置し、誕生地の保存整備を行ってきました。このシンポジュームは松浦武四郎誕生地の文化財を保護するための整備を行うにあたり、市民に誕生地を知ってもらい、活用と整備について考えるもので、会場にはほぼ満席の170人の市民が参加しました。

 この日は「松浦武四郎誕生地を活かすアイデア」というテーマで、松阪市市場庄町出身で、福井大学教授の宇野文男さんが、福井での博物館や記念館の運営について話しをされました。
 また各地の顕彰活動の取り組みとして、射和「昔を語る会」会長の濱博之さんが「竹川竹齋翁の顕彰」を、茶王大谷嘉兵衛翁の会の小林典子さんが「大谷嘉兵衛翁の顕彰」を、佐佐木信綱記念館学芸員の磯上知里さんが「佐佐木信綱記念館の活動」を、また松浦武四郎記念館名誉館長の高瀬英雄さんが「北海道の松浦武四郎顕彰活動」を報告されました。

 その後、報告者に山中市長が加わり「誕生地を語る座談会」が行われ、最後に北海道からのビデオレターが放映されました。

 この日記念館の高瀬名誉館長から、北海道では松浦武四郎の名前が行き渡っている話しがありましたが、今日付けの北海道新聞には、松阪市において松浦武四郎に関するシンポジュームがあることが、大きく取り上げられている報告がありました。またこの日会場に、札幌から北海道新聞の記者が取材に来ていることも報告されました。
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