川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

相田みつをさんの詩の思い出

2011-09-01 21:56:14 | 日記

 野田佳彦首相の党代表選での演説で引用された相田みつを氏は詩人であり、書家です。生前、テレビのインタビューで「私は詩人としても、書家としても一流ではない」という意味の話しをされていましたが、彼の詩は短いことばの中に私たちの人生を応援するような暖かみがあり、書も大変味のある筆づかいでした。

 

 平成9年に松尾小学校のPTAの役員をしていた時に、親子のメッセージ集「ふれあい」という文集を発行したことがありました。これは子から親に、親から子に35文字程度の短い文章にまとめたメッセージを送るもので、親と子のほのぼのとした心の橋渡しになればと思い企画しました。

この文集の巻頭言に相田みつをさんの詩を使いたくて、著作権者の相田みつを美術館にお願いしたところ、快く了承していただき、無料で使わせていただきました。本屋で彼の本をいっぱい買ってきて、「一生感動一生青春」の中から「七転八倒」を使わせていただきました。

 

 

 

 この「ふれあい」には今見てもほのぼのするようなメッセージが載せられています。いくつか紹介します。

 

娘より お母さんへ

 お母さん、久しぶりに二人でビザを作ったね。とてもおいしかった。また作ろう。

 

お母さんへ 息子より

 今さいふの中がさみしいので、こづかいをふやして下さい。おねがいします。

 

お父さんへ 娘より

 お父さんは、夜おそくまで働いているときがありますね。えらくても、私たちのために。

 

お父さんへ 息子より

 お父さん、お酒は二日に一回にしてくれ、それと、こづかいをふやしてくれ。

 

娘へ 父より

お前が成長するにつれ心配です。口紅をつける頃、お父さん似の顔を責められることを。

 

息子へ 母より

 食べたいと買ったたこやき一舟。お母さんにと残してあった一個に感動しました

 

娘へ 父より

ちっちゃい時「私大きくなったらお酒もビールもワインも飲むんや」といった。大人になったら乾杯しよう。

 

このときのPTAの役員で、9年度のPTAから「9P会(キューピー会)」という会を結成して、毎年1回の例会で一杯飲みをしています。

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