「地域の力を東北へ」というテーマで「震災復興支援コンサート」が、6月11日飯南町横野の飯南産業文化センターで開催されました。このコンサートは3月11日に起きた東北大震災の被災地に将来に向けて、夢や希望が届けるように願いを込めて、NPO法人「ふる里のゆめつなぎ(樋口喜一郎代表)」が主催し、松阪市教育委員会、夕刊三重新聞社、中日新聞社が後援して行われました。
コンサートの前に、岩手県大船渡市出身で現在多気町にお住まいの野呂由彦さんが、4月初めに大船渡市で撮った災害の写真が映されました。野呂さんはちょうど私の隣に座られて、いろいろ話を聞かせていただきました。
コンサートは3組のバンドが出場しました。1組目は父親と自閉症の息子さんとのコンビ「RAMO」で、これまで6年間音楽活動を続けられてきたということですが、二人のとぼけた掛け合いが何とも言えない味がありました。2組目はソロ演奏の「イケヤマアツシ」でギターの音色が素敵でした。3組目はオリジナル制作にこだわる2人組の「Yellow Soul」で、いろいろな楽器を演奏しながらのライブでした。
この日会場には地元飯南地区をはじめ市内各地から340人(主催者の方にお聞きしました)の来場者があり、生バンドの演奏やトークを堪能しました。この日集められた募金やコンサートの収益金、CDの販売収益は松阪市を通じて全て東北大震災の被災地に届けられます。
(写真は記録係の方に撮影していただきました)