6月7日、文部科学省の文化審議会は社会で使う漢字の目安となる常用漢字に196字を追加しました。追加された漢字をみると、「岡」「鹿」「鎌」「堆」「脇」「奈」「熊」「頃」「柿」「鶴」「亀」「虹」「誰」など日常生活で頻繁に使う文字がこれまで入っていなかったのが、不思議に思えます。松阪の「阪」の字も今回常用漢字に入りました。これで常用漢字は2136になりました。
常用漢字ではない字を使ってはいけないという訳ではないですが、公式な書類などでは常用漢字が用いられます。圃場整備の「圃」の字は常用漢字に入っていないことから「ほ場整備」と表します。長い事業名などの漢字の中に「ほ」だけかなで書かれているのは不自然な気がします。「圃」も常用漢字に入れてほしいといつも思っています。
漢字の国の中国、韓国(北朝鮮も)、日本では、それぞれ別々の漢字の進化をしてきました。
日本では「かな」や「カタカナ」がつくられ、漢字混じりの文章が用いられています。日本の漢字も昭和の初期に比べると「豫」が「予」、「榮」が「栄」、「體」「体」などかなり省略されてきました。
中国は全ての文字を漢字で表す漢字オンリーの国です。日本以上に省略された漢字が用いられています。日本人から見ると「業」や「車」などこれほど省略しなくてもよいのに思うことがあります。
一方韓国では15世紀にハングル文字がつくられ、ほとんどの文字はハングルで表します。極めて稀に、新聞の見出しや社名を表す看板などに漢字が用いられることがありますが、日常生活では、ほとんどはハングル文字が用いられます。ちなみにハングル文字は世界の文字の中で一番新しい文字ということです。
以前に韓国の金海に地質調査の仕事にいった時、一人で韓国人に混じって仕事をしました。片言の韓国語と片言の英語を用いながら、主に漢字による筆談で担当者と意志の疎通を図りました。この時韓国人が書いた漢字は、日本で昔使われていた古い漢字でした。韓国では主にハングルが用いられているので、漢字の進化(簡素化)が進んでいかなかったのではないかと思います。
盛んに漢字を使う中国で漢字の簡素化が進み、次ぎに日本、そして韓国の順になっています。
文字自体が意味を持つ漢字は、世界の文字の中でも珍しいのではないかと思います。俳句や短歌、また書の世界など、漢字は感性豊かな日本人にぴったりな文字です。
常用漢字ではない字を使ってはいけないという訳ではないですが、公式な書類などでは常用漢字が用いられます。圃場整備の「圃」の字は常用漢字に入っていないことから「ほ場整備」と表します。長い事業名などの漢字の中に「ほ」だけかなで書かれているのは不自然な気がします。「圃」も常用漢字に入れてほしいといつも思っています。
漢字の国の中国、韓国(北朝鮮も)、日本では、それぞれ別々の漢字の進化をしてきました。
日本では「かな」や「カタカナ」がつくられ、漢字混じりの文章が用いられています。日本の漢字も昭和の初期に比べると「豫」が「予」、「榮」が「栄」、「體」「体」などかなり省略されてきました。
中国は全ての文字を漢字で表す漢字オンリーの国です。日本以上に省略された漢字が用いられています。日本人から見ると「業」や「車」などこれほど省略しなくてもよいのに思うことがあります。
一方韓国では15世紀にハングル文字がつくられ、ほとんどの文字はハングルで表します。極めて稀に、新聞の見出しや社名を表す看板などに漢字が用いられることがありますが、日常生活では、ほとんどはハングル文字が用いられます。ちなみにハングル文字は世界の文字の中で一番新しい文字ということです。
以前に韓国の金海に地質調査の仕事にいった時、一人で韓国人に混じって仕事をしました。片言の韓国語と片言の英語を用いながら、主に漢字による筆談で担当者と意志の疎通を図りました。この時韓国人が書いた漢字は、日本で昔使われていた古い漢字でした。韓国では主にハングルが用いられているので、漢字の進化(簡素化)が進んでいかなかったのではないかと思います。
盛んに漢字を使う中国で漢字の簡素化が進み、次ぎに日本、そして韓国の順になっています。
文字自体が意味を持つ漢字は、世界の文字の中でも珍しいのではないかと思います。俳句や短歌、また書の世界など、漢字は感性豊かな日本人にぴったりな文字です。