松阪市殿町の松阪市立歴史民俗資料館(松阪公園内)で、今日4月24日から「原田二郎没後80年記念展」が始まりました。この展示会には原田積善会から借り受けた106点の原田二郎の遺品や書画、彼と交流のあった尾崎行雄、原敬、井上馨、後藤新平等の書が展示されています。資料館の仲村館長の話では、このような資料が原田積善会から持ち出されて展示されるのは初めてということです。
原田二郎は江戸時代末期の嘉永2年(1849)に伊勢国松坂殿町の紀州藩同心原田清一郎の長男として生まれた。明治・大正・昭和の時代に活躍した実業家で、31歳で第74国立銀行(後の横浜銀行)の頭取になり、鴻池銀行の再建にも当たった。また大正9年(1920)積年の計画であった原田積善会を設立した。その基金は生涯にわたって倹約貯蓄し、運用して得た全財産1020万円(現在の貨幣価値では百五十億円ともいわれる)であった。
原田積善会は戦前・戦後を通して天災の被災者、福祉医療事業、学術・教育振興事業への助成、青少年の奨学金など幅広い助成活動をしてきました。三重県及び松阪市も現在の貨幣価値で約10億円が助成されています。
また同会から松阪市殿町にある原田二郎翁の生家と敷地が松阪市に寄贈され、市では3年計画で整備して資料館として公開します。
今年は原田二郎没後80年、また(財)原田積善会設立90年となり、それを記念して彼の遺品や縁故者に関係する品々を展示する特別展として、7月11日まで開催されます。
松阪市立歴史民族資料館
松阪市殿町1539(松阪公園内)
TEL 0598-23-2381
入館料 一般 100円 小・中・高校生 50円
原田二郎翁に関しては私のブログ「松阪市何でも10選」の「松阪市ゆかりの偉人10選」をご覧下さい→クリック
原田二郎は江戸時代末期の嘉永2年(1849)に伊勢国松坂殿町の紀州藩同心原田清一郎の長男として生まれた。明治・大正・昭和の時代に活躍した実業家で、31歳で第74国立銀行(後の横浜銀行)の頭取になり、鴻池銀行の再建にも当たった。また大正9年(1920)積年の計画であった原田積善会を設立した。その基金は生涯にわたって倹約貯蓄し、運用して得た全財産1020万円(現在の貨幣価値では百五十億円ともいわれる)であった。
原田積善会は戦前・戦後を通して天災の被災者、福祉医療事業、学術・教育振興事業への助成、青少年の奨学金など幅広い助成活動をしてきました。三重県及び松阪市も現在の貨幣価値で約10億円が助成されています。
また同会から松阪市殿町にある原田二郎翁の生家と敷地が松阪市に寄贈され、市では3年計画で整備して資料館として公開します。
今年は原田二郎没後80年、また(財)原田積善会設立90年となり、それを記念して彼の遺品や縁故者に関係する品々を展示する特別展として、7月11日まで開催されます。
松阪市立歴史民族資料館
松阪市殿町1539(松阪公園内)
TEL 0598-23-2381
入館料 一般 100円 小・中・高校生 50円
原田二郎翁に関しては私のブログ「松阪市何でも10選」の「松阪市ゆかりの偉人10選」をご覧下さい→クリック