川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

尾道フイルム・コミッション

2009-02-05 06:50:38 | 日記
 2月1日~3日会派の視察で松山市と尾道市に視察に行きました。尾道では観光政策とフイルム・コミッションについて視察させていただきました。
 松阪市もフイルム・コミッションは昨年の秋、松阪市商工会議所の青年部を中心として発足しました。映画、ドラマ、バラエティー、CMなどの撮影があるとき、地元でいろいろな支援をして多くの人たちに来てもらおうとする活動です。

 尾道では1929年に「波浮の港」をかわぎりにこれまで40作以上の作品が撮影されています。このうち新藤兼人監督が約10本の映画を製作していて、もともとフイルム・コミッションの下地は充分できていました。また尾道は撮影場所として坂道や階段、路地、漁港、島、橋、ロープウェイなどいろいろな景色が揃っているところは大変うらやましい気がしました。

 「おのみちフイルム・コミッション」は平成15年に発足しました。市の観光課に一人フイルム・コミッション専属の職員がいて、撮影のオファーがあれば地元との折衝やいろいろな手続きを手助けするそうです。年間に約90本の映画、ドラマ、CM、情報番組、ニュース、バラエティー、ドキュメンタリーの撮影や紹介があるそうです。そのほとんどの撮影が観光課の担当者を通じて撮影されるそうです。

 撮影に入ると担当者は24時間体制で現場に付きっきりになり、撮影が早朝や深夜になるときもその時間の間付くそうです。いつ撮影のオファーがあるかは分からないため、土日に休めるかどうかは金曜日の夕方にしか分からないそうです。尾道市では人的な支援はこの担当者一人で、年間予算は20万円と少ない支出でまかなっています。

 尾道のやり方がそのまま松阪市に通用しないかも知れませんが、専属の担当者が一人必要ではないかと思います。松阪市もフイルム・コミッションを充実して、多くの撮影隊を誘致したいものです。
コメント (1)
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