フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2013-05-21 17:21:39 | Weblog
1980年代以降の人気アニメといえば、少年ジャンプに掲載された「キャプテン翼」が当然入って来ます。このアニメによって我が子に「翼」と命名した親御さんも多くあるかと思います。余談ですが、翼という漢字はどうして羽とは異なると書くんでしょうかね(笑)。
翼といえば有名な言葉があります。「翼よあれがパリの灯だ」。1927年(昭和2年)に大西洋横断飛行に成功したリンドバーク飛行士が発した言葉ですね。その日が今日5月21日で、記念して「リンドバーク翼の日」となっています。海外旅行の際、長い間飛行機に乗り、今まで何処を飛んていたかわからない状況からようやく地上の灯が見えた時は感動します。リンドバークの時代では飛行イコール冒険でしたから、パリはエッフェル塔の灯が見えた時には、今の我々が想像もつかない程の感動だったのでしょう。ロシアの宇宙飛行士のガガーリンの「地球は青かった」もそんな極限の感動故の言葉だったと思います。予定稿でもなく瞬間の言葉ですから伝わるのでしょう。今流行っている「今でしょっ」は果たして…。

スタイリッシュデー

2013-05-20 22:31:12 | Weblog
スタイリッシュデーという言葉を聞いたことがありますか。流行を追う日とでも訳したら良いでしょうか。今日は月曜日ですが、毎週月曜日をスタイリッシュデーとしている市があります。ファッションの街、神戸をPRしようと神戸市役所が旗振り役を務めています。今月からスタートしたのですが、先週の初日には、市役所の幹部らが胸元にポケットチーフを挿して会議に臨んだそうです。そもそも40代から60代の男性はファッションに疎いと分析し、これらの男性を照準にオシャレに気を遣って下さいと呼びかけていくということです。ただ神戸市役所の中でも「全く知らなかった」とか「特に意識していない」と話す職員も多いことから、まず足元を固めなければいけませんね。
この時期はクールビズの時期ですから、オシャレをするには難しいところもありますが、職場環境に合わせてできる範囲でオシャレを楽しみたいですね。ちょっとオシャレをするだけで気分が確かに変わりますし、足元が軽くなるような気がします。あなたの服装を周りの女性がどんなふうに見ているか観察しませんか(笑)。

イッキ飲み

2013-05-19 17:22:24 | Weblog
お酒が飲めない人にとってお酒を飲めと強要されること程つらいことはありませんね。そのつらい体験に最初に出会うのは大学のクラブ活動などかも知れません。だいたい3年生ぐらいに二十歳になりますから、その時を狙っていたように先輩からお酒を勧められます。ところが気の弱い人はお酒の勧めを断れないですね。無理をしてしまいます。
そこでそんな辛さを解消しようと愛媛大学ではバッジを使ったユニークな取り組みを始めています。どんなバッジかというと赤、緑、黄色の3色です。その色分けは、赤は未成年、緑はノンアルコール希望、そして黄色はアルコールOKをあらわします。このバッジをコンパの席で身につけるのです。実際の成果の報告も受けています。「イッキ、イッキ」というお酒を促すかけ声をしない雰囲気となり安心出来たそうです。ただ学生の中には「恥ずかしい」という拒否反応もあるそうです。
我々の日常生活の中で頼まれ事を受ける際にNOということが出来ないことが多いのですが、やはりこのNOという力が必要ですね。

決められない

2013-05-18 22:14:03 | Weblog
この週末、国会議員さんたちは何処にいるのでしょう。推測ですが、おそらく自分の選挙区に戻って支持者と会合を持っているのでしょう。特に近くになった参議院議員の選挙を睨む議員さんたちは必死に選挙区を回っているでしょう。確かにようやく今年度の予算が決まりましたが、まだまだ定数是正の問題は片付いていません。まだ一ヶ月以上通常国会があるわけですから、熱のこもった議論をして欲しいですね。そうしないと先の政権が批判されたように、決められない政治とまたレッテルが貼られてしまいます。
ところで決められないといえば最近の大学生の評価です。勉学への意欲や留学へのチャレンジ精神が乏しいと言われていますし、どうも内向きで指示待ち人間になっているようです。原因分析すれば、どうも小学校から親の意向に沿って育てられているからではないでしょうか。親の価値観で動いてきたので決められないんですね。現政権は教育改革にも意欲を示していますが、改革を受ける人材に自立心が育っていなければ、この改革も画餅になってしまいます。ならば、まず親が子供から自立すべしですね。

裕次郎登場

2013-05-17 23:36:49 | Weblog
1956年の今日、何を隠しましょう、私が11歳の時でした。あの石原裕次郎さんが「太陽の季節」でスクリーンデビューした日です。裕次郎さんが21歳ですね。まだデビュー当時は私ももちろん余り興味をひいたわけではありません。後の「嵐を呼ぶ男」の頃から、新聞、雑誌でとにかく記事は裕次郎、裕次郎でしたから、いやでも目にするようになりますよね。それ以降裕次郎さんに傾倒していくわけです。大学時代は京都、新京極の映画館で裕次郎さんの三本立てを朝からずっと観ていました。飽きもせずにね(笑)。映画はもちろん、当時は映画の主題歌は裕次郎さんが歌っていたわけですから、歌も一生懸命覚えたものです。
そして今でも忘れませんが、一番感動したのがラジオ局に入社した途端に裕次郎さんにお目にかかるチャンスがあったことですね。「忘れるものか」という曲のコンベンションに先輩が連れて行ってくれたのです。嬉しかったですね。裕次郎さんが部屋にオーラを引きずって登場したときには、言葉も出ませんでした。
ここをスタートにして、私「東海の裕次郎」が始まるのです(笑)。

2013-05-16 15:26:44 | Weblog
今日も野球のお話です。昨日、我がドラゴンズの宝の山本昌投手が勝利投手になり、最年長の先発勝ち投手の記録を更新しました。また、交流戦の最年長勝利でもありました。ところでこの山本昌投手の投げる表情は口元にあります。ちょっと舌をだし加減に投げます。ところがこの口元に癖があると看破した人がいました。元阪神タイガースのスコアラーの三宅博さんがこの程出版された『虎のスコアラーが教える「プロ」の野球観戦術』という本の中に記載されているのです。
それによると山本昌投手の口元の変化で球種がわかったそうです。この本を相手チームのバッター陣が読んだらまずいですね。山本投手も逆手にとって癖を変えて下さいよ(笑)。
野球に限らず対戦相手の癖を意識することは大切なことですね。特に、盗塁を狙う選手は投手の癖を知っているかどうかでおそらく結果は大違いでしょう。スポーツに関しては無手勝流は通じないのではないでしょう。よくあるケースに初めて当たる投手は打てないことです。新聞の見出しには初顔に弱い○○と書かれますよね。観察力を養
う、必要ですね。

梅雨入り

2013-05-15 14:36:45 | Weblog
梅雨入りと聞くと、心まで湿っぽくなります。昨日沖縄地方が梅雨入りしたと気象庁が発表しました。平年より5日ほど遅いとのことですが、これからしばらくは雨の季節に日本列島はなります。
さてひと足先に雨模様になっているのが我がドラゴンズです。この10年間ずっとAクラスだったドラゴンズは週刊誌の見出しにまでドラゴンズの落日とまで書かれる状況です。ドラゴンズのチームカラーなのか、中々ニュースとして取り上げられませんが、昨日取り上げられたと思ったら「高木監督と井端弘和選手、一触即発」とチーム内のごたごたがやゆされる始末です。梅雨というよりも土砂降りの様相です。長いペナントレースとは言ってもズルズル行っているとすぐゴールが見えてしまいます。早い梅雨明けを迎える為には、太陽のような存在の登場が必要になります。昨日のゲームでは山崎武司選手が光り輝きましたが、ここは若手の太陽の登場が待たれます。ベンチ内の梅雨入りはゴメンですね。

詐欺

2013-05-14 22:03:07 | Weblog
昔から詐欺の種類は数々ありました。ここ最近の詐欺といえば「オレオレ詐欺」ですね。しかしこうした犯罪は当然ながら、防御の方法も進んでいきますから「オレオレ(振り込め)詐欺」という名前に相応しくなくなって来ているので、新しい呼び方を募集し、まさに母の日に「母さん助けて詐欺」と発表されました。やはりここでも母なんですね(笑)。この詐欺の実態も報道されていましたが、中には1000万円を超す額面もあったようです。親が子を思う気持ちの凄さなんですね。
ところでファンがどんなに気持ちを持って応援しても浮上して来ないのが我がドラゴンズです。今日から交流戦に突入ですが、何とかきっかけをつかんでやっぱりドラゴンズは強いと思わせて欲しいです。野球を観戦するファンの中から、負け続けると野次がつきものですが、特にひどい野次の中には「詐欺だあ」となります。ただこの野次は、戦いぶりがファンにとって納得のいかないゲームの時なんですね。プレーの一つ一つにしゃかりきさが見られれば詐欺なんて野次は飛ばず明日への激励の言葉となります。
ファンは誰にも助けて貰えないんです。選手の皆さん!

突然の出番

2013-05-13 17:25:15 | Weblog
スタンディングオベーションで場内が興奮の渦に包まれたのが、軽度の心筋梗塞で降板した、女優天海祐希さんの代役、宮沢りえさんの演技に対してでした。わずか2日間の稽古で見事に演じきった姿はまさに宮沢りえさんの評価を高めるものでした。
一方こちらは野球のお話。予告先発が発表されていた中日の山内投手が試合前に左背筋の痛みを訴えて、急遽登板を回避、代わって指名されたのがベテラン朝倉投手でした。1年8ヶ月ぶりの先発登板になりましたが、結果は残念ながら満塁ホームランを被弾するなど途中降板でした。宮沢さん、朝倉投手ともに急遽の出番となったのですが結果は分かれました。
突然の指名を受けたほうの意識はどうでしょうか。案外、開き直りが簡単に出来て結果が良いことが多いように思うのですが、朝倉投手の場合は野手の凡ミスがあって先取点を奪われたのが痛かったです。初回をうまく切り抜けていたら、きっとあの満塁ホームランには行き着かなかったと思うのです。宮沢さんの場合はおそらく相手役の俳優さんのフォローが的を得ていたでしょう。急遽の出番には、やはりバックアップでしょう。

母の日

2013-05-12 20:15:58 | Weblog
今日は母の日。この日になるといつも子供の頃、学校行事をちょっと複雑な気持ちで思い出します。それは、児童の胸にカーネーションの飾りをつけるのですが、赤色と白色の二種類がありました。赤色のカーネーションはお母さんがいる児童、白色のカーネーションはお母さんと死別した児童の意味なんです。私はこの区別がどうして必要なのか理解出来なかったですね。多分その後こうした扱いはなくなったと思いますが、白いカーネーションを付けた子供の気持ちはどんなだったでしょう。
さて、私の母はもういませんが、やはりこの日はありしの母を思いだします。商売を住まいと離れてしていたので、よく母と話しながら歩いて店に行きました。その際に教えて貰ったのが童謡の数々でした。こんな光景は今の親子では想像出来ないでしょう。何年経ってもその時に教わった歌は忘れません。
これを思うとお母さんお父さん、もっともっと子供さんと話してみてください。たとえ親のほうが、忘れても子供のほうが忘れません。あっ、子供のほうが聞いてくれませんか。