フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

母の日

2013-05-12 20:15:58 | Weblog
今日は母の日。この日になるといつも子供の頃、学校行事をちょっと複雑な気持ちで思い出します。それは、児童の胸にカーネーションの飾りをつけるのですが、赤色と白色の二種類がありました。赤色のカーネーションはお母さんがいる児童、白色のカーネーションはお母さんと死別した児童の意味なんです。私はこの区別がどうして必要なのか理解出来なかったですね。多分その後こうした扱いはなくなったと思いますが、白いカーネーションを付けた子供の気持ちはどんなだったでしょう。
さて、私の母はもういませんが、やはりこの日はありしの母を思いだします。商売を住まいと離れてしていたので、よく母と話しながら歩いて店に行きました。その際に教えて貰ったのが童謡の数々でした。こんな光景は今の親子では想像出来ないでしょう。何年経ってもその時に教わった歌は忘れません。
これを思うとお母さんお父さん、もっともっと子供さんと話してみてください。たとえ親のほうが、忘れても子供のほうが忘れません。あっ、子供のほうが聞いてくれませんか。