フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

漢字

2017-05-12 23:54:38 | Weblog
漢字を見ているとその成り立ちが見えてきて面白いものです。動物の漢字などは鳴き声から作られていることが多くあります。「クックックー」と鳴くことから、鳩。「ブンブン」と飛ぶところから蚊。ガーガーと鳴くところから「鴉」などがあげられます。神様に使うサカキは「榊」、仏様に使うシキミは「木偏に仏」です。
さて、人という字の下に良と書くと「食」になります。つまり成り立ちから言うと食べ物は人に良いという意味なんですね。ただし人間の身体に良い食べ物とは昔から新鮮なもの、旬なもの、その土地で採れたものと決まっています。それぞれ理屈はつきます。新鮮なものは栄養価が高い、旬の食べ物には生命力があふれ心や身体に生命力を満たしてくれます。
「身土不二(しんどふじ)」という言葉があります。意味は身体と生まれ育った土地は密接に結び付いているということです。つまり地元の食材は一番性にあっているのです。漢字の成り立ちから学ぶことは多いですね。

中吊り広告

2017-05-12 23:31:50 | Weblog
電車に乗ると、よく天井から雑誌の広告がぶら下がっています。あの広告を「中吊り広告」と言います。ふと思ったのは、この広告効果は下がっているのではないかと。何故なら乗客の視線はほとんど手元のスマホにいっているのですから。最近の私が電車に乗る時間は、比較的空いている時間だからかもしれませんが。満員の早朝ならばスマホを見る空間を得られませんから、中吊り広告を見ているのかもしれません。
かつては先輩から、中吊り広告を見て、雑誌の見出しから記事の内容をプロファイルしてみると、満員電車の中でも脳が活性化することが出来ると教えられたものです。またある人には、中吊りに印刷されている数字を利用して、どうしたら10になるか、1になるかなど足したり引いたり掛けたり割ったりしてやってみるのも脳に良いといわれたこともあります。
それはともかく、ほとんどの人がスマホを見ている現実に、中吊り広告を出しているスポンサーはどんな気持ちだろうと推測した次第です。