フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

土筆

2017-05-07 23:23:46 | Weblog
土筆、ご存じつくしの漢字です。土筆の卵とじが昔は良く食卓にのったものですが、ついぞ最近は食していませんね。淡い苦さに春を感じたものですが…。
土筆と言えば昔、子供の頃の記憶ですが、土筆のはかま取りをして指先が真っ黒になりました。黒くならない方法では、水に張ったボールに土筆を入れてはかま取りをすると、手は黒くならないと教えられたことがありました。こうした季節を彩る食材は日本を子供に教える教材になりますから、どんどん食卓にのせるといいですね。
この土筆は元々「つくづくし」といったものが短縮されたもので、地面から突き出ているように見えるところから、つくしと言うようになったそうです。また漢字の土筆は地面に筆が生えているように見えるから土筆という漢字になったそうです。この土筆やふきなどいわゆる大人の味という食材は子供の頃は苦手なものですがなぜか大人になるとこれが懐かしい味に変わりますから不思議です。
たまには、「お袋の味」を売り物の店を覗いてみましょうか。