フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2017-05-20 21:34:27 | Weblog
最近のニュースで知ったこと。除染作業をする場合の費用は竹林のほうが普通の森林よりもコストが高いことです。業者が作為的に竹を伐採したようにした写真が載りました。
竹は松竹梅の縁起者や正月飾りの門松を思い浮かべます。慣用句にも「竹を割ったよう」とか「破竹の勢い」など真っ直ぐで心地よく響くものが多く、壮快なイメージがありますね。しかし、俳句をたしなむ人は竹の葉の方に親しみを感じるのだそうです。それも初夏、新しい葉と入れ替わるように落ちる黄ばんだ古い葉を句材に選ぶことが多くあるようです。竹の葉散るという季語は夏の季語ということです。情緒とはわからないところがありますね。
ところで松竹梅という言葉から、料理屋さんでは、料理の序列に使います。一番上等が松、次が竹、最後は梅になりますよね。私は松原ですから、松が上等なのはそれはそれで嬉しいのですが、真っ直ぐ伸びる竹が次席というのはなかなか理解しにくいですね。