フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

漢字の成り立ち

2017-04-20 23:27:35 | Weblog
漢字には意味のある成り立ちがあります。例えば鴉はがあ、があとなくのでこの字が当てはまります。鳩なクックッと鳴くので鳩となります。
この話が本題ではなく、余り忙しい忙しいと言うなということです。忙しいという字は心が死ぬという漢字の組合わせで創られているからです。忙しい、忙しいと連呼することは、心が死んだ、心が死んだと叫んでいるわけです。世間では、忙しいが上で、暇が下と判断するようですが、決してそうではありません。つまり余裕があるなしにつながるからです。余裕がない生活はギスギスして情緒に欠けます。ですから、こんな風に考えたらどうでしょうか。「身の丈にあった生き方をする」ということです。
そのバロメーターは「お茶」です。どんなに忙しくても、朝、夕一杯のお茶を飲む余裕を持つことです。この余裕が四季の移ろいを感じ生きる喜びに繋がっていくわけです。禅問答のようですが、一つ忙しいという言葉を封印したらどうでしょうか。