フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

緑の季節

2017-04-16 22:37:54 | Weblog
まだまだ花見が続いていますが、この花見の季節が過ぎると間もなく新緑の季節が訪れます。緑という色は信号の進めになるように、前向きな色ですね。
緑といえばわからない緑があります。それは「緑の黒髪」という言葉です。緑でありながら黒髪という矛盾した表現です。ちょっと調べてみると「緑」はもともと″枝先の新芽″のことで、若々しくて色もグリーンであるところから色の名前になったそうです。『松の緑』は松の新芽のことだし、元気のいい赤ん坊を「みどり子」ということに当てはまりますよね。ですから「緑の黒髪」は新芽のようにつやつやした元気のいい髪の毛のことをいうのです。
街中を散歩して見て下さい。今や若い女性の髪の色は黒髪どころか、あらゆる色の髪が行き交っています。むしろ黒髪の方が少ないのではないでしょうか。髪の色も国際的になったものです。ただ「みどり子」だけはいつまでも活きた言葉であって欲しいものです