フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

松のことは松に

2017-04-08 23:55:14 | Weblog
松尾芭蕉の言葉に「松のことは松に、竹のことは竹にならえ」があります。この意味は、松のことを知りたいのであれば松に触れること、竹も同じです。触れないでそれを知ることは出来ません。つまり机上の空論と実際には違うことがあることから、本物に触れることです。
この松尾芭蕉の言葉は教育現場にこそ必要です。何故ならば教育現場で問題が起きる場合は事前に必ずサインが出ています。ですから、教育関係の偉い人は現場に行かないで書類だけを見て判断をしてはなりません。もっともっと教育現場を歩き回って現状を知ることが大切です。よく刑事物語で先輩刑事が新米刑事にアドバイスすることがあります。それは現場百回です。現場を知る、これはすべての原点です。
今、世の中に起きている事件で「知らない」という言葉をどれだけ聞いたことでしょうか。私が辛口にコメントするならば、「職務怠慢」ですね。