フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

親父とお袋

2015-09-21 23:23:59 | Weblog
タイトルのような呼び方をすると二人がより身近に感じます。お彼岸ということで今日は永代供養をお願いしているお寺にお参りに行ってきました。本当に久しぶりなので、ひょっとして親不孝を怒っていたかもしれません。お詫びをしながら長い間の疑問を考えていました。私も親父が亡くなった年を超えたので、将来私も彼岸へ行った時に親父やお袋が私を見付けることが出来るかという疑問です。姿や形がずいぶん変わりましたからね。しかし、疑問が解けました。それはずっと空から自分を見ていてくれているから、今の自分をちゃんと承知していてくれるんだと。こう考えれば良いのです。親たちは子供や孫の成長が何より楽しみですから目を離すことはありませんね。ですから、時折、親たちに語り掛ける時は空を見上げて顔をしっかり見せておくことが必要です。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」親父の口癖でした。これからも忘れずに生きていきたいですね。それが親父やお袋への一番の供養でしょう。