令和4年2月3日、三回目のワクチン接種
帰宅してから接種済証を確認すると、最終有効年月日欄の日付2022/01/31を線で消し2022/4/30に変更されている。当初の有効年月日が過ぎているではないか。
多分支障はあるまいと思いながらも、「有効性、安全性は大丈夫なのか?」「誰が、どの段階で変更したのか?」「そもそも薬剤の最終有効年月日とは何なのか?」と疑問が頭を過ぎる。心なしか注射の後が痛み出した気がしないでもない。
問い合わせると、「ファイザー社ワクチンは、令和3年(2021)9月10日に、-90℃〜-60℃での有効期間が6か月から9か月に延長されました。有効期限が令和4年(2022)2月28日以前となっているワクチンは、有効期限が6か月という前提で印字されていますが、有効期限が9か月として取り扱って差し支えないこととされています。このことについて、市のホームページ及び市内の接種医療機関でお知らせさせていただいております」との回答を得た。つまり、貴重なワクチンの無駄をなくすために、規程条件(低温)で保存した場合の有効期限を6ヶ月から9か月に延長したと言うものである。
調べてみると、令和3年10月22日付け厚生労働省健康局健康課予防接種室発出の事務連絡「ファイザー社ワクチン及び武田/モデルナ社ワクチンの有効期限の取扱いについて」で、上記のような内容が各自治体衛生管理部局宛に通知されている。また、同時に厚労省のホームページ「追加接種(3回目)のお知らせ」(市のホームページからのリンクも)でも同様の趣旨が説明されている。
確かに回答のとおりHPで告知しているが、この情報を認識していなかったのは私だけだろうか? 毎日毎日、新型コロナについては膨大な情報が発出され溢れているので、注意を払っていたが見落としたのだろう。市の担当者に余計な手間をかけて申し訳なかったが、「そもそも薬剤の最終有効年月日とは何なのか?」「延長した根拠に科学性があるのか?」と疑問は消えない。
好意的に解釈すれば、急を要していたので安全性試験(長期保存試験)が6か月終了した段階で使用を認可したが、その後も安全性試験を継続し期限を延長したと理解できる。だが、何か泥縄的対応ではあるまいか。これを緊急対応と言うのだろうか。せめて、追加接種お知らせ文書に触れて頂ければ、無駄な心配も無くなるだろうに。
接種後の副作用は二日目に若干の筋肉痛と微熱(37度2分)があったものの、特に問題はなかった。ワクチンの供給不足、検査キッドの不足が顕在化している現状を考えれば、三回目接種が済んでまずは感謝している。