Der letzte Zug 2006年 ドイツ作品
監督 ダーナ・ヴァヴロヴァ
出演 ギデオン・ブルクハルト ラーレ・ヤバッシュ レナ・バイヤーリンク シベル・ケキリ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1943年4月19日、ベルリン発アウシュビッツ行き。ユダヤ人、688名。
政府はベルリンにいる700人あまりのユダヤ人を一斉に集めた。この街から彼らを排除するためだ。ゲシュタボによって駅に集められた人々は、列車に押し込まれ出発した。車両は家畜用。水はバケツに1杯のみだった。
その中の一人、元ボクサーのヘンリー・ノイマンは、妻と娘、そしてまだ赤ん坊の下の子を連れて乗り込んでいた。他の人々と協力し脱出計画を立てるノイマン。どうにか格子窓を壊す事の出来た人々は、そこから外へ出て、ドアのカギを開けられる勇気ある少年を捜すのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
変わった視点から描かれているこの作品。
アウシュビッツ収容所の様子は、何度か見たが、そこに行くまでの列車の様子というのは初めてだった気がする。なので、ちょっと新鮮な感じだった。
内容的には、他の作品同様、悲惨さとむごさは変わらなかったのだが。
ベルリンには昔からたくさんのユダヤ人が住んでいたのだそうだ。
乗り込む時の服装を見る限り、今まで相当裕福な生活をしているように思えた。
ヒトラーもそうだが、かなり他の人々からのねたみをかっていたのではないかと。
だからあんな扱いをされてしまったのかと。
途中の駅で貴金属と交換に水やパンを恵んで貰うシーンが出てくるのだが、なんとも個人的には複雑な思いがよぎったのだった。
群像劇のようになっているが、焦点はこのボクサーの家族に向けられているように思えた。
後は、老夫婦。
歌手(コメディアン?)とピアニストの夫婦関係はすっごく心にジーンと来たのだった。
それぞれの回想シーンで、それぞれが今まで歩んできた人生を分からせる演出は、ちょっと面白い構成だった。
いつもだと回想シーンを使われると、安易な感じがあるのだが、これは効果的になっていたように思えた。
こんな映画の作り方もあるのかと。
それでは、目的のブルクハルトはと言いますと。元ボクサーのノイマンだった。
「イングロリアス・バスターズ」でもユダヤ人の役をしていたので、彼の容姿はそうなのかと思ってしまった。それとも彼自身そうなのかな?
真面目な家族思いの父親像は素敵だった。
赤ん坊が歩いたときの嬉しそうな顔はこっちまで嬉しくなってしまったし。
どうしても、リーダー的な存在になってしまった彼。
強さも弱さもある人間味溢れた感じがめっちゃ良かったぞ。
ラストは、ドイツ映画らしく、絶望の中にも希望の光を見せてくれていたので、作品の重い感じが少しだけ軽くなった。
何処でもどんな時でも、救ってくれる人々がいると知ったときは、ちょっと心が和んだ。
それにしても、
毎朝きちんと祈りを捧げている人がいたのには、びっくりした。
先日も言ったが、そういう関係が苦手な自分としては、今はそれどころじゃないだろうと言いたくもなりイライラもした。
大切な事だとは思うのだけどもさ。
全然話は違うが。
日本版になっているドイツ作品のジャンルにこういう類が多くて時折辛くなるときがある。
それを避けると、エッチなラブコメか、RTL社の作品にぶちあたる。(爆)
どうにかならんかなあ。(^_^;)
San Paolo 2000年 イタリア・チェコ・ドイツTVスペシャル
監督 ロジャー・ヤング
出演 ヨハネス・ブラッドラップ トーマス・ロックヤー バルボラ・ボブローヴァ G.W.ベイリー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ローマ帝国は、キリスト教を迫害していた。
イエスが十字架にかけられてまもなくの頃、エルサレムに住むサウロ(後のパウロ)も多分に漏れずキリスト教を毛嫌いしていた。
だが、そんなある日。
旅の途中で急に目が見えなくなった彼は、その時にイエスの声を聞く。イエスのお告げ通りある人物に出会うと目が見えるようになった彼は、その奇跡を皆に伝えると同時にキリスト教の熱心な信者になるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ブラッドラップが主演の宗教作品はこれが2本目。
以前にも「クルセイダーズ」で紹介していると思う。
何故に続くかな?こういうジャンル。苦手なんだけどなあ。(^◇^;)
宗教関係は前から言っているが、どうもダメなのだ。
うさんくさいというのが、自分の中にあり、どうしても、彼の身に起こった奇跡も信じられなかったのだ。
どうしてそこまで信じる事が出来るのか、どうして、その話だけで皆信じてしまうのか、どうしても納得が出来ないのだ。
元来、捻くれている性格だからだろうけども。
見ながら、ぐだぐだ感が漂い、何度も眠ってしまった。
もう、勘弁してくれだったのだ。
簡単に言ってしまえば、彼がどうしてキリスト教になったのか?という物語だと思う。
邦題の「挑んだ」というのはよく分からないが、「挑む」ところで物語は終了している。
その後はお決まりという事になっているのかな?
それでは、主人公パウロを演じたブランドラップはと言いますと。
苦悩する姿とか、演説する感じとか、時代物の衣裳なんかは、似合っていていい感じなのだが、
ちょっとでもアクションを見たいと思っている自分にはちょっとどころかかなり寂しかった。
封印してしまったのかな?アクション。
知的な二枚目という雰囲気が彼の定番な役柄になっているように思えるのだ。
いいのだけどもねえ、なんだかアクション作品から彼を見始めた自分としては、なんだか寂しくてたまらないのだ。
それとも、そういう作品しか日本に来ないのかな?
信者の方々とかが見ると感動するのかもしれない。
いろいろ納得いく部分が多いのかもしれない。
しかし、娯楽作品だと見るとちょっとなあ~と思ってしまう。
さらに、長いし。(^◇^;)
一度でいいから、再び彼のアクション作品がみたいなあ。
それって贅沢なのかな?
Good Girl Bad Girl 2006年 ドイツTVスペシャル
監督 セバスチャン・ピグ
出演 ユリア・スティンホフ ヘンドリック・ドゥリン ニック・グリンブル グレアム・マクダヴィッシュ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ケースを持って逃げる女。追っかけてきた男を一撃し、側にあった車を盗み逃走した。
数分前。
ショークラブのスター、ヴァネッサは、店を辞めようと経営者のグロメクのオフィスを訪ねた。すると、交渉がこじれ、彼女はしてもいない殺人犯にしたてられてしまう。どうにかその場を逃げ出したヴァネッサは、逃げる際にグロメクが麻薬取引に使う宝石入りのケースをちゃっかり奪って行くのだった。彼女が逃げ込んだ先は、双子の姉マリアがいる修道院。
有らぬ事かマリアはヴァネッサに間違えられ、グロメクの手下に誘拐されてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今年最後の掲載週は、先月同様、「コブラ11」関係の俳優人の別作品を紹介しようと思う。
まずは、チーム2でおなじみの、スザンナこと、ユリア・スティンスホフと、フランクこと、ヘンドリック・ドゥリンが再び活躍するこの作品。
ドイツ作品なのに言語が英語だった。
本人達が英語のセリフを話しているようなのだが、どうもこのユリアの声がアフレコに思えてしまって、途中から日本語吹き替えで観賞した。
唇の動きと聞こえて来る声に差があるとその事が気になって話に集中出来ないからだ。(ドイツ語が聞きたい訳だしさ)
さて、話としては単純明快。
簡単に言えば、この宝石を廻ってのドタバタ劇とでも言った方がいいかな。(爆)
注目は、ユリア・スティンスホフの演じる双子、グッド・ガールのマリアとバッド・ガールのヴァネッサ。
個人的にはそう変わらない感じがした。(これこれ(^◇^;))
ヴァネッサはスザンナをちょい不良にした感じといえば想像が付くと思う。
なので、
チーム2と同じように振り回される感じのヘンドリック演じるテックスが登場する。
彼は店のバイトだったのだが、ヴァネッサが好きで彼女(厳密にいうと双子の姉、マリアの方)を助けてくれるのだ。
あの時に見せなかった二人のラブシーンがあるかも?
という含んだ感じの思わせぶりな雰囲気だった。
あったかどうか気になる方はどうか観賞してみてくれ。
何せ、カーアクションがまるっきり「コブラ11」の使い回しだったのだ。
(第9シリーズ 『第3話』&『第9話』)
使われてたシーンをカット割りで違うドラマに仕立てている感じ。
なんたって、ゼミルの乗るBMWがまんま使われているからだ。
ナンバーだって『8231』だからね。
警察官が乗ったり、犯人が乗ったり。
逆に、ドラマのカット割りの方法が分かって、こうすれば、運転手が違っても使えるのねえ~なんて思ってしまったのだった。
さらに、重要な舞台となる修復したお城。
どう見ても第4シリーズ「アムステルダムコネクション」の時の老人ホームに見えるのだ。
最近ではレネ(トムと言った方がピンとくるかな)の主演した作品「ヒットマン・ゼロ」の舞台となったホテルのようなのだ。
もしかしたら、Actionconcept社がその建物を所有しているのかもしれない。
何度かお目にかかる建物のようだから。
前にも言ったかもしれないが。
ドイツのTV賞と言われる「Deutscher Fernsehpreis 2009」でヘンドリックが教師を演じた連ドラがベストシリーズとして受賞しているのだ。
原題「Der Lehrer」
悪ガキ相手をしている先生役のヘンドリックが妙にいい感じで、刑事役よりも似合っている雰囲気。
ちょと見てみたいぞ。
RTL社制作のコメディ。
誰か買い付けてきて!(笑)
29 und Noch Jungfrau 2006年 ドイツTVスペシャル
監督 ホルガー・ハーゼ
出演 アンナ・クーゼン オリヴァー・ヴヌク オリヴァー・ブーツ マルティナ・ヒル
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
29歳のヴィックは、念願の職に着いたがまだ仮採用。若いライバルと共に残り1席をめぐり奮闘していた。
そして、親友サンドラとルームメイトのビョーンとの結婚式が近づいていたある日。
親友達との会話の中で結婚までに付き合った男性の話題になった。みんなが話に盛り上がる中、なかなか話をしないヴィック。実は彼女は今までに一度も男性とそういう経験がなかったのだ。
そんな中、面接官だったニックと恋人関係になった彼女。経験がないなんて言えなくて・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
それでは、2本目。
日本の「コブラ11」ファンにはなじみが薄い秘書のペトラ。
誰?というそこのあなた。第11シリーズのスペシャルでトムの恋人だった秘書の子といえば分かりやすいだろう。
そのペトラを演じたマルティナ・ヒルが出演している作品がこれなのだ。
まずは物語から。
10代の青春絵巻だったら何回かお目にかかるこの話題。
そんな歳まで~というのは、ウェザリーが出演した映画「エステラ・ウォーレンの知られたくない私のヒ・ミ・ツ ヴァージン・ラブゾディー」以来かも。
まあ、こういうネタはそこそこ先が読める。結局は真実の愛を求める話になるのだから。
そうそう、見ながら好み?と思ったのは、
あらすじにも書いたニック役のオリヴァー・ブーツ。
美男子はそんな役柄になるのはお約束だから別にかまわないが、他の作品も見たくって少し観賞してみたのだ。
(その記事は来月あたりに掲載する予定)
そして、ルームメイトのビョーン。
身近にいるいい男って彼の事だよねえと思いつつ見ながら、でも何処かで見たような?と思って居たら、
演じたオリヴァー・ヴヌクは、「コブラ11」の第8シリーズ「ショーの舞台裏」で悪役リックスを演じた俳優さんだった。
いや~雰囲気が違うよ。
あの時は相当のずるがしこい感じだったのに、今回は素直なよい青年だったぜ!
ちょっとびっくりだったぞ。(笑)
それでは、目的のマルティナ。彼女は親友の一人、カトリンだった。
彼女はヴィックとは対象的な恋多き経験豊富な女性。
ペトラの役が大人しい感じだったので、積極的にしゃべったり、行動したりする彼女はすっごく新鮮だった。
なんだか生き生きした感じに思えたのは自分だけかな?
何しろびっくりしたのが、ヴィックが最終的にたよる、大人のおもちゃ。
実物大の男性の人形だ。
そういう店がどうどうとあり、ましてやそんなグッズのオンパレードが個人的にはびっくりたまげたのだ。
怪しげな感じではなく、普通に子供のおもちゃを売っているような雰囲気の明るい店内。そこに試作品とはいえ展示してあったのだ。
それをまんまチャリで持ち帰るヴィックも凄いが、女性の人形ならともかく男性とは!!
その発想が脱帽だったぞ。(何を考えているんだ、ドイツ人)
ラストはちょっとドキドキものだった。
告白したはいいのだが、一波乱あるのかと思ったからだ。
まあ、上手く収まってめでたしめでたしって感じだったけどね。
最終的にはちょっと好きな作品になった。
もともとラブコメは好きだからだけどね。(^_-)
Beim nächsten Tanz wird alles anders 2007年 ドイツTVスペシャル
監督 ブリギット・ミューラー
出演 フリッツ・カール ユール・ロンステット トム・ベック カティア・ヴォイヴォット
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ダンス講師のレオは、パートナーになる女性を必ずものにしていた。今回もコンテストに出場するパートナー、レベッカともベッドを共にするほどの恋仲だ。しかし、コンテストも間近に迫ったある日。レベッカはレオに別れをつげ、パートナーを辞め、ダンス教室も辞めてしまった。もうこれで何人目になるだろう。雇い主は、我慢の限界に達し、彼を解雇するのだった。
ダンス教師の職を探しても40代の男性には就職先はない。さらに、家賃滞納で、祖母を預けている施設にも支払いが滞っていた。
何とか職につきたい彼は、唯一あった女性講師の職を、女装して掴むのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、毎月恒例のドイツ作品紹介の1週間。
さらに、「コブラ11」に出演している俳優さんの他の出演作という事で、3本紹介しようと思う。
1本目は、この作品。
新シリーズでゼミルのパートナー、ベン・イエガーを演じる、トム・ベックと、新隊長キム・クリューガーを演じる、カティア・ヴォイヴォットが出演しているスペシャルドラマだ。
二人とも主役ではないが、重要な役を演じている。
先ずは、物語の内容から。
はっきり言って、映画「トッツィー」と「ダーティ・ダンシング」を掛け合わせたような物語。
かなり昔に観賞したから「トッツィー」の内容はあまり覚えてないが、女装するという点は同じだろう。
そして、「憧れは、映画『ダーティ・ダンシング』のように踊ること」とレオがマジに恋するサンドラが告白するので、そんな感じになっているのだ。
いや~ネタバレになってしまうが、まんまラストシーンの再現には爆笑してしまった。
ドイツでも大ヒットしたんだ~と嬉しい思いがよぎったのだが、なにせ、なにせ・・・。(爆)
気になる方は、どうかみてやってくれ。
それでは、目的の二人はといいますと。
先ずは、ベック君。
新シリーズが始まる昨年。「コブラ11は軟派になっちゃうの?」という彼を紹介した記事が掲載されたのだ。(詳しくはここの記事で)
まったく、彼の事を知らなかった自分にはこの見出しの意味が分からなかった。
新シリーズが始まってもなんの違和感もなく彼の事を見ていたし。
しかし、
この作品を見て納得。彼はサンドラが憧れるダンサー、マルコ役で出演。
サンドラをくどくも、彼女に子供がいると分かるとすぐに態度を翻す嫌な男だったのだ。
どうも、今までの役柄は、こんな感じの軟弱なハンサム役が多かったようで、あ~だから、あの記事ねえ~と思ってしまったのだ。
(妙にハンサムすぎるとそういう役柄が多いのかも?)
そして、カティアさん。
彼女は、レオの元カノダンサー、レベッカだった。
これまた嫌味な女で、彼の正体をバラしてしまう役柄だったのだ。
それにしても、
二人が主人公ペアのライバルペアで、踊ってくれたのには、楽しかったのなんのって!
だから、ベンと隊長は妙な関係を醸し出しているのか~とまったく関係ない思いもよぎってしまったのだ。(爆)
ダンスの様子は二人とも上手だったけどね。
どうしても、主人公のレオがプレイボーイに見えず、女装も綺麗に見えなかったので、なんだかなあ~という作品の印象なのだが、「コブラ11」マニアには、ちょっと面白かったぜ。(^O^)v
Crociati 2001年 ドイツTVスペシャル
監督 ドミニク・オセ=ジラール
出演 アレサンドロ・ガスマン デューレ・リーフェンシュタイン ヨハン・ブランドラップ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
11世紀のヨーロッパは、戦乱の時代だった。
タラント公領アウロカストロ。父親を叔父に殺されたリチャードは、羊飼いのアンドルと彼の義弟で鍛冶屋のピーターと共に、聖地エルサレムを目差す。途中で、元海賊だったという男をリーダーとした十字軍と名乗る集団に入った3人は、何も知らずにユダヤ人の村を襲ってしまう。ピーターは、男装をしたレイチェルを救うが、リーダーに発見され、彼女が襲われそうになった所をアンドルが救った。アンドルはその時にリーダーを殺してしまい、その集団のリーダーに成り代わった。
本物の十字軍と合流した3人とレイチェル。しかし、兵士にはなれないとして、リチャードとピーターは、レイチェルと共に十字軍を去る。
それぞれが聖地に着いたとき、3人の運命が変わるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
未だにどっちがどっちの宗教なのか分かっていない、ich。
十字軍はキリスト教で異教徒(イスラム教徒?)から聖地エルサレムを奪還しに行ったというのは、なんとなく分かるのだが。(@@;)
なにせ、宗教関係にうとく、苦手ときているので、真剣に見ないのだ。
それが根本的にダメだとは思うのだけど。
宗教に拘る方は、ケイタンさんが下さったコメントの話ではないが、異教徒の相手を殺してしまうまでになってしまうらしい。
先日亡くなったスウェイジに送った言葉についても、親切な方から、その言葉はそぐわないと指摘された。
宗教が違い、死後の考え方が違うからという理由だけでは、個人的にはどうも納得がいかないのだ。
自分は、ただ純粋にその方が亡くなった事にいたく悲しみ(無知だったことは、申し訳ないと思っているが)送った言葉がそんなに悪い言葉なのかと、感じてしまったからなのだ。
そして、こういう作品を見ていつも思う事は、
どうして、聖地を共有出来ないのか?という事だ。
宗教が違えども聖地は同じなんだよねえ?
それって意味があるから同じ場所なんじゃないのかとどうして思えないんだろうか?と。
(戯言です。気になさらずに)
さて、作品の方だが、ドイツなのに英語が言語だった。
それに注目すべき方が二人いたのだ。
先ずはブランドラップ。リチャードが彼の役。
身分が高い位の方だった。う~ん、似合っている感じだったぞ。
剣さばきが上手かったのだが、自分は信者であって兵士でないという事で、剣を置いてしまうのだ。
残念だったなあ。
もう一人は、デューレ・リーフェンシュタインという俳優で、羊飼いだったが兵士になったアンドルを演じた方なのだ。
「コブラ11」では2回ほど悪役で登場している彼。その時から個人的にはスウェイジの若かりし頃に似ているなあ~と思っていて、いつの日か悪役以外を観賞したいと願っていた所だったのだ。
今回は特に英語だったし、スウェイジが亡くなってから見たので、彼の面影を追って見てしまったのかもしれないが、好感度がアップしたのだ。
もう1作品あるようだから、その作品も期待しているのだけどね。
そろそろ現在の相棒を演じている、トム・ベック君の作品をと思っているのだが、なかなか発見出来ないでいる。
日本にはまだ入って来てないのかな?
誰か教えて~!(爆)
Die Hitzewelle – Keiner Kann entkommen 2008年 ドイツTVスペシャル
監督 グレゴリー・シュニッツラー
出演 スザンナ・シモン ヨハン・ブランドラップ ビルゲン・シャーデ グレイド・ブロシャイト
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1月のドイツ。珍しく暖冬の予報。水研究者のマティーネ・フェヒナー博士は、2年間の研究をまとめた論文を発表する。そしてその晩。離婚したばかりの彼女は、魅惑的な男性と一晩を過ごした。
6月。異常な暑さを記録しているドイツ。危機を感じた知事が、マティーネを呼び出した。それは、水不足という問題。ここ数日雨が降らないのだ。マティーネは急遽水対策本部の責任者に任命される。彼女が先ず訪れたのは、発電所の貯水ダム。いざという時に協力してもえるように頼みにきたのだ。するとそこには、あの魅惑的な男性が管理人としていたのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
竜巻、洪水、ウイルス感染。そして、今度は水不足。
災害関連作品は何本目になるだろうか?
とにかく今回は、今まで以上に怖い感じがしたのだ。
海に囲まれている日本。ついでに、日本一高い山の麓に住んでいる自分には到底想像がつかない水不足問題。
しかし、あの映像を見せられると、すっごく恐ろしく感じたのだった。水がなくなったら・・・。考えるだけでも嫌だなあ。
近年の映画にも出て来た水の問題。
やっぱりこれからは異常気象が確実に来て、そういう問題が争いの火種になっていくのかな?と思ってしまったのだ。
水不足で恐ろしいのは、やっぱり水を求める人間だから。
パニックに陥った人間は前後見境ないからね。
生きていく為には、みんながそうなんだけど恐ろしい。
今回は、妙にイラつかせてもらった主人公の女性博士。
一般市民は、何しろ、節水、節水の日々を強いられるからだ。
それでも一緒になって節水や自分が出した制限に従っていればいいのに、彼女は特別だからと制限があまりなかったのだ。不自由がない生活といえばいいかな?
パニックを起した人々に襲われるシーンがあるのだが、ちょっと自業自得だよなあと思ってしまったのだ。
さらに、側近の人が頼んでも一切恩情を見せなかった彼女。
彼女の気持ちも分からない訳ではないが、これが男性の主人公だったら、同じ行動を起しても冷たく感じないのかな?とも思ったりしたのだ。
(根本的に女は非情になりやすいからね。それも、さり気なく)
さて、そんな主人公にムカツキながらも、目的のブラッドラップはと言いますと。
(なんのこっちゃ!)
あらすじに書いた魅惑的な男性ディレクだった。
いや~これまたいきなりベッドシーンが登場。
もう定番としか思えなくなってきたぞ。(爆)
この男。
実は貯水ダムの管理人をしているのだが、農場をしている兄に密かに水をあげていたりするのだ。
いけない事だけど人の心情としては普通だと思ったのだ。
(だから、よけにあの女性博士にむかついたのかも)
まあ、それによって問題は発生するのだけどね。
いつもながら、
いい人なのか悪い人なのか微妙な線を演じていた彼。
ラストも納得いく感じだった。
そうそう、
ある菌が温度差によって大量に発生すると聞いて驚いた!
循環がよくないってそういう事なのかと納得。
納得といえば、
ここまで見ると彼が引き受ける役柄のイメージが分かって来た感じがした。
もしかして、フランクだけが違った役柄だったのかもと。(^_^;)
Falsche Liebe – Die Internet fall 2000年 ドイツTVスペシャル
監督 ダーク・ヴァン・デン・バーク
出演 ジャスミン・ジェラ ヨハン・ブランドラップ ウド・シェイク バズティアン・トロスト
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
女がハイトマン宛てに「バレてしまった」とのメールを送った直後、何者かに殺されてしまった。
一方、イタリア人の祖母と暮らすアリッサは、ボーイフレンドのトーマスと共に、ネットから企業の情報を盗み出していた。実は、情報が重要ではなく、そのセキュリティを破ることが彼女の楽しみだったのだ。
ある日、いつものようにセキュリティを破り、情報を得たアリッサだったが、逆に発見され脅される。困った彼女は、盗み出した情報を返しにその企業へ出向いた。そこは、ネットシステムの開発をしている企業で、偶然にもハイトマンという男性を追っている現場に遭遇してしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週もドイツ作品を紹介しようと思うが、偶然にも見た作品の中に、「コブラ11」の初代相棒、フランクを演じたヨハン(ヨハネス)・ブランドラップが出演していたので、そのまま彼の出演作を今週は紹介しようと思う。
実は、
ドイツ人俳優の名前は、ドイツ語の読み仮名表記にはなりにくいらしく、どうも英語読みになってしまう傾向があるようなのだ。
だから、同じ俳優なのに表記が違っているので、日本公開の作品がなかなか発見しにくいのが本音。
なので、今まで彼の出演作品も発見出来なかったのだ。
それでは本編へ。
ネットシステムという事で、アリッサはこの腕を買われてこの企業に就職するのだ。
彼女は各企業が自分のようなハッカーから情報を守れるような強力システムの開発を要求される。
だが、企業の本当の開発目的を知った彼女は・・・・。という展開になのだ。
この企業の建物が、すべてコンピューター制御されていて、自分の部屋以外には行けず、さらに他の社員と話す時も、PCのモニターでしか出来ない、ある意味独裁社会のようで、怖いけど面白かったのだ。
個人的には仕事はやりやすそうだが、人格は確実に悪くなりそうな気がした。(爆)
そういえば、この主人公アリッサを演じたジャスミン・ジェラは、今期放送中の「コブラ11」第14シリーズにゲスト出演する予定の女優さんだった。
「コブラ11」の予告編を見てびっくり!ちょっと今から楽しみなのだ。
ベン君のまたもや恋相手みたいだし。(笑)
それでは、
目的ではなかったが、なってしまったブラッドラップはといいますと。この企業の社長バオマン氏がそうだったのだ。
スーツをビシっと決めての知的な二枚目。
雰囲気は違えどもすぐに「フランクだ!」と分かったのだ。
あれまあ、こんな作品に出演しているとは!
偶然とはいえ得した気分になったのだった。
さらに、肉体派のフランクとは対照的な知的で紳士な感じの演技に、彼女が憧れて、つい一晩を過ごしてしまうのも無理ないような素敵さが納得だったのだ。
だけど、登場まもなくベッドシーンとは。(^◇^;)
彼にとってはもしかして定番か?
「スピードウェイ」でも、いきなり恋人のマライケと入浴シーンだったからなあ。
個人的な希望としては、ラブシーンよりも、彼のアクションが見たいんだけどね。
そっちは封印かも?
忘れそうだった。
いつもの調子でウド・シェイクが出演してたんだった。
そうです、いつもながらの悪役。
彼は、わかりやすすぎるよなあ。(^◇^;)
Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler 2007年 ドイツ作品
監督 ダニー・レヴィ
出演 ウルリッヒ・ミューエ ヘルゲ・シュナイダー シルヴェスター・グロート ビクトル・シューフェ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ドイツ人を12年間も支配してきた、アドルフ・ヒトラー。だが、ここ数ヶ月は、自分の側で爆弾が爆発したりしたことから、すっかり自信をなくし、以前のような雰囲気がなくなっていた。
そんな、1944年12月25日。
ヒトラーの大演説を来月ベルリンで行うべく、宣伝相のゲッベルスは、ある事を思い付く。それは、人気俳優だったユダヤ人のアドルフ・グリュンバウムに、演説を指導してもらうというものだった。早速、収容所から呼ばれた、グリュンバウム。戸惑いながらも、にっくきヒトラーに会うと、別人のようになった彼に驚くのだった。
そして、彼なりの指導が始まるが・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ヒトラー関係はこれで何作目だろうか?
ドイツ映画を見ていくと、必ず何本か1本の割合で、ヒトラー関係の作品にブチ当たる。
ドイツといえば、悪名高い彼が有名だし、題材がつきないかららしいが、お陰で彼の事が詳しくなりそうだ。
まあねえ、誕生日が一緒のichだから、運命的なものを感じ、仕方ないなあなんて思って見ているのだけど。(^◇^;)
映画が始まってびっくりしたのは、これがコメディという事。
アメリカのようにあからさまにゲラゲラ笑える感じではないが、ドイツらしく、クスっと笑える感じなのだ。
偶然にも先週話した映画「ワルキューレ」があった後のヒトラーという設定らしく、あの時の勢い込んだ彼はどこへやら?の情けないヒトラーがお目見えするのだ。
そこも笑えるが、
戸惑いながら指導するグリュンバウムが、めっちゃいい感じに面白かったのだ。
監視されながらも、二人きりになれる彼。これはチャンスと思いながら、暗殺しようと思い立ったりするのだが・・・。
そんな葛藤も入っているので、ハラハラ、ドキドキもしたりした。
ラストは、むっちゃドイツらしいなあと思った。
でも、あの状況になったら、やっぱり訴えたくなるよ、誰だってさ。
この時のヒトラーというか、周りの人間もだけど、いいようにユダヤ人を使っていたんだなと思ったのだった。
映画「ヒトラーの贋札」もしかりで、特技がある人を使う。
そういう所は、スッゴクずうずうしいなあと思ったりしたのだった。
(効率的にはいいけどね)
ヒトラーの様子の中で、父親からの虐待が描かれていた。
ボビーが演じた作品「ヒットラー」にもそう描かれていたので、それは揺るぎない事実ってことなのかも。
だけど、ちょっとそういうのを見せられると卑怯だと思うのは、自分だけかな。
忘れそうだった。
映画を見ながらふと気がついた俳優さんがいたんだった。
あの目付きにあの髪の色。どっかで見かけたなあと思ったら、「コブラ11」の第3シリーズ「霧に消えた赤ん坊」でサーカス団に入っていた綱渡りの男性を演じた俳優さんだった。
この作品の中の彼は、ヒトラーとグリュンバウムが稽古している部屋のドア前に立っている警備員の一人。
こんな端役の彼を発見出来たなんて、やっぱ自分ってマニアですなあ。(^◇^;)
ちょっと嬉しくなったりしたのだった。(自己満足全開)
Crazy Partners 2005年 ドイツTVスペシャル
監督 ドミニク・ミュラー
出演 シュテファン・グロート マライケ・フェル ウド・シェンク
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
隣に寝ている女を起さないように、ベッドの上に金を置き出て行く男。
彼は、ベルリン警察の刑事コザック。街に蔓延る薬物を撲滅すべく日々彼なりのパトロールをしていた。
ある日、偶然にも麻薬取引の現場に遭遇したコザック。犯人達との銃撃戦に巻き込まれた彼は、後にその取引は、連邦刑事局の潜入捜査官が関っていたと聞かされ、捜査の邪魔をしたと怒られてしまう。その捜査官ミアは、あの時に相棒を失い、休暇を言い渡されたにも関らず、敵を討とうと独自の捜査を始めていた。
ある現場で偶然にも再会した二人は、そのまま一緒に捜査する事にしたのだが。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
女にだらしない男と、男勝りで堅物な女。二人の恋を交えながらの犯人捜し。
ベタな設定だったが、久しぶりに楽しくみさせてもらった。
コザックと、ミアを演じる俳優さんが何処かでみたことがあるなあと思って居たら、
コザックを演じるシュテファン・グロートは、昨日話した映画「ヴィーナス11」に出演していた俳優さんだった。(役柄は、マークの相手)
ついでに、第13シリーズの「コブラ11」にゲスト出演していた方だった。そういえば、あの時もスザンネを口説いていたので、プレイボーイの役柄は彼にとって定番かな?
ミアを演じるマライケ・フェルも、これまた「コブラ11」にゲスト出演していた方だった。(第7シリーズ「偽りのシグナル」)
一番悩んだのが元特殊部隊の人間として登場するブレナー役の俳優さん。
見ながらず~と気になっていたのだ。
ブレナーを演じるウド・シェンクは、「コブラ11」の第3シリーズ「狙撃者ジョーカー」で、ゼミルに仕事依頼をする人物を。第12シリーズ「会社合併の真実」で合併する側の人物を演じていた俳優さんだった。
こんなに顔なじみなのに、馴染みすぎて忘れていた、ich。
ま、まずいなあ~。(^◇^;)
刑事ものというより、ラブコメの方が強かった印象が残った。
事件は単純で分かりやすかったからね。
それにしても、常日頃、ケルンの高速警備隊の署内をみているせいか、ベルリン警察の署内がしょっぱい感じに見えてしまった。(爆)
PC類はあったかな?なにしろ、廊下に設置してある自販が、壊れているっていうのがねえ~。(^◇^;)
どこもかしこも署長さん(隊長さんというべきかな)は女性なのか?
ついでに、連邦刑事局の方は煙たがられる存在らしい。(苦笑)
ラストは、ちょっと予想外で面白かったなあ。
エンディング。
パターンなので仕方ないが、それでいいのか?ミア!と思わず言いそうになった自分。
3回もって・・・。
あ、どっかの誰かさんも3回だったなあ。(爆)
FC Venus 2006年 ドイツ作品
監督 ウテ・ヴィーラント
出演 クリスティアン・ウルメン ノーラ・チルナー フロリアン・ルーカス アンドレアス・ピーチュマン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ベルリンに住んでいたパウルは、故郷の友人でサッカーチームのキャプテン、シュテフェンから連絡をもらった。チームメイトがケガをしてしまい、今シーズン試合が出来ないかもしれないというのだ。ケガをしたメンバーが、復帰するまでの間だけでいいから、帰って来てくれと頼まれる。
パウルには、サッカーが大嫌いな恋人アンナがいた。どうにかサッカーの事は伏せて、一緒に故郷へ来てもらったパウル。
しかし、その事がばれると、アンナは、ある行動を起したのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、久しぶりにドイツ映画を紹介しようと思う。
実は、昨年の暮れからレンタル開始だったにも関らず、なかなかネットレンタルで貸し出しされなかったこの作品。
見かねた友人が、貸してくれたので、やっと見れたのだ。
この場を借りてお礼を言わせくれ。
いつもいつも、「danke!!」です。<(_ _)>
少しネタバレになるが、あらすじの続きを言わせてもらうと、
アンナは、実は10代前半まで、女子サッカーの優秀な選手だったのだ。
プロにもいけそうなくらいの腕前(足前?)。彼らのへたくそなサッカーを見るのも堪え難かったし、家族をかえりみず夢中になっている男達(夫達)に少しは目を覚まさせようと、彼らの妻達に声を掛け、チームを作り、彼らと対戦するのだ。
一応のメンバー条件は、相手チームの誰かと寝た事がある人。
これが面白い展開を生むのだ。
精神的に落ち込んでいる時期に観賞したので、すこぶる元気をもらったこの作品。
すっごく楽しくって面白い最高な1本になった。
では、当初の目的のルーカス君はといいますと。このパウルに電話をしてくるシュテフェンだった。
わざわざ、サッカー場で式を挙げちゃうし、何はともあれ、サッカーって感じの男だったのだ。
いつもは押し切られる役柄を演じる彼が、押し切る役を熱演していた。
すごっく新鮮だったなあ。
だけど、根本的に人が良さそうな所は残っていて、彼らしかったぞ。
ケガしたチームメイトの枕元で、帰って来てくれって訴える姿は、ちょっと切なかったけどね。
なにしろ最高に良かったのが、アンナのチームメイト、マイクだ!
演じるのは、アンドレアス・ピーチュマン。
名前だけでは誰だか分からないと思うが、
ドイツドラマ「GSG-9」のコニーと言えば有名だろう。←「GSG-9」(左)コニー&(右)フランク
彼がアンナのチームということは、あえて言わなくても分かってもらえるかな。(爆)
ボールが飛んできて「きゃ!」なんて避ける仕草は、最高!
その後の上手いプレーもかっこよかったのだけどね。
なんたって、「彼の実家に行けるぞ!」というのが、いじらしかったんだから。(爆)
パウルを演じたクリスティアン・ウルメンはモーリッツ君の映画「素粒子」の弟役だった俳優さん。アンナを演じたノーラ・チルナーは、ティル君の映画「耳のないウサギ」の彼女。
みんながみんな好きな感じの俳優さん達だったのでその点も見ていて嬉しくなったのだ。
やっぱりドイツ映画っていいなあ~と改めて思わせてくれた作品。
必見ですぞ!
Der Todestunnel - Nur die Wahrheit zählt 2005年 オーストリア・ドイツ・スロバキア・イタリア制作 ドイツTVスペシャル
監督 ドミニク・オセニン=ジラール
出演 アグライア・シスコヴィッチ フラヴィオ・インシンナ ゲッツ・オットー ゲデオン・ブルクハルト
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
敏腕検事のサビーネは、上司から「セラートンネル事件」の担当を任された。被告人のトラック運転手ローマンが、有罪か無罪かというものだった。47人もの犠牲者を出したトンネル火災の原因が、彼が引き起こした小さな衝突事故から始まった事は明らかだったからだ。
彼女は、トンネル火災の生存者や犠牲者の家族、現場関係者から話を聞いてまわった。すると、彼女の中に、疑問が浮かび上がる。彼だけが罪を背負うべきなのかと。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、「コブラ11」でゼミルの相棒を演じた俳優さんの別の顔を紹介しようと思う。
とは言っても、何人かは掲載済みなので、先日最終話を迎えた、第12シリーズのクリスこと、ブルクハルトの出演作2本と、第8シリーズのヤンこと、オリバー君の出演作1本だけになってしまうが。(^◇^;)
それでは、この作品について。
作品的には、パニック災害もの。
だけど、事件を追っていくという、面白い視点で描かれているのだ。
しかし、ややこしい~というか、主人公が女性だったせいか、なんか、その演出が途中で、邪魔に思えたりした。
そんな、現実の彼女の問題よりも、トンネル事故の経過を早く見せてくれって感じで。(^◇^;)
あらすじに書いた通り、運転手のローマンが引き起こした事故がきっかけなのは揺るぎない事実。だが、もし、通常にいろんな事が行われていたら、こんなにも大惨事にならなかったのでは?という結論になっていくのだ。
こういう類の映画だといつもこんな感じが多いかな?
パニック映画の名作「タワーリング・インフェルノ」も小さな漏電からいろんな要素があって、大災害に発展してったからね。
それでは、目的のブルクハルトはと言いますと。
犠牲者の一人、アンドレアス・サラという役柄だった。
偶然トンネルにバイクで居合わせていた彼。車が渋滞する中、彼はすいすいとトンネルを抜け出す。だが、彼は再びトンネルの中へと戻っていく。なぜなら、ケガ人を救出する為に・・・。
消防もレス救隊もなかなか到着出来ない時に、必死に救出活動をした彼は、一人で数人の命を助け出すのだ。
「コブラ11」では、バイクシーンがなかったと思うが、ここでは披露。
いや~かっこよかったぜ、まじで。
それに、彼女とデート中っていうのが、ブルクハルトぽいではないか。
(色男なんだから)
さらに、その恋人に止められても「俺が行かないと」と高温で煙が充満している中へ飛び込んでいく姿は、めっちゃ素敵に見えたのだった。
事故の物語は、登場人物が多いからそんなに出番があるわけではないが、思っていたよりも出演シーンが多くて嬉しかった。
「コブラ11」で彼のファンになった人は、必見ですぞ!
Entfuhrt – Ich hol dich da Raus 2008年 ドイツTVスペシャル
監督 ロバート・エイドリアン・ペヨ
出演 レネ・シュタインケ ゾフィー・シュット ヴィクトリア・シェラー ラルフ・ハーフォース
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
シェフのレオン・ビショフは、ドイツ、ケルンのシュロス・ホテルで行われる、独露エネルギーサミットの食事を担当していた。だが、当日は、久しぶりの娘ロミとのデートで、休暇を取っていたのだった。
そして、当日。
ロミと再会したビショフは、貸し切りの遊園地で楽しい一時を過ごす。帰りの道すがら、立ち寄った店からなかなか出てこないロミ。心配していた時に、彼の携帯が鳴った。「娘を返して欲しければ、仕事場に戻れ」という、誘拐犯からの脅迫電話だったのだ。ビショフが、急いで職場に戻りると、またもや犯人からの指示が。それは、ロシア大使のデザートに、毒薬を入れろというものだった。ロミを助けたい一心で指示に従うビショフ。
そして、大使の前にデザートが運ばれて・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
「コブラ11」を降板して、出演したドラマがこの作品。
レネの『トム・クラニッヒ』以外の顔を見たかったので、早速借りて見てみたのだ。
物語は、ごく普通の男が、殺し屋の汚名を着せられ、娘の行方を追いながら事件の真相に迫るというもの。
巻き込まれ型といえば、少しは分かってもらえるだろうか。
なかなか、謎解きは複雑だった。
だが、
見知っている人々が出てくるとそこはそれ、分かりやすくなるのが現状。(爆)
なんたって、レネに始まり、出演陣が「コブラ11」で見かけたことのある俳優さんばかりだったからだ。もしかして~と思っていたら、そのまんまだったからだ。(笑)
さて、目的のレネ。主人公のレオン・ビショフが彼の役。
最近のレネは弁護士だかの連ドラの主役を演じていた様子(ケイタンさんがコメントで教えて下さいました。dankeです♪)その役柄も父親だったが、今回も父親役。
まあ、離婚されて娘は奥さんの方に引き取られているという設定だったけれど。
それに、意外と大きな娘さんだった。大人っぽく見えただけだったかな?
そうそう、年齢39才って言ってた!
実年齢とそうとうかけ離れてますが、相変わらず若い感じだったので、そこはちょっと許せたかな。(笑)
追い込まれながらも必死に娘を助けようとする姿はじ~んと来た。
そして、いつもながら走ってたしね。
ちょっと気弱というか、やさしい感じがトムとそんなにかけ離れていなかったように思えたのですんなり受け入れられた感じだった。
役者としてイメージが崩れないというのは、いいのか悪いのかは別だけど。
そうそう、もう一人の目的、ハーフォース。
刑事役でしたが、なんかありそうと思ったら、やっぱりあった。(爆)
最近はそんな役柄が多いかな。ちょっと寂しいのだけど。
ビショフに協力してくれる、ロシア人秘書クリモクが、第4シリーズ「失われた記憶」でマリアを演じたゾフィー・シュットだった。あれからかなりの月日が経っているのに、変わってない彼女にちょっと尊敬の目差だった。
忘れそうだったが、
殺人の舞台になったホテルの外観は同じく第4シリーズ「アムステルダムコネクション」の老人ホームの外観に似ていた。
ついでに、遊園地は「コブラ11」でよく出てくる遊園地だったように思える。
見ながら妙な懐かしさを感じたのはいうまでもないが。
気になった方はどうか確認の為に観賞してみてくれ。(爆)
Der Geheimnsvolle Schatz von Troja 2007年 ドイツTVスペシャル
監督 ドロール・ザハヴィ
出演 ハイノ・フェルヒ マルタ・ジョアンナ・クルシンスキー メラニー・ドゥーテ マティアス・ケーベルリン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
Tile1 ホメロスの黄金伝説
1868年、ベルリン。考古学者のハイリヒ・シュリーマンは、トロイ戦争があった事を証明しようと、トルコへ旅立った。彼は途中のギリシャで妻ソフィアを迎え、現地に到着した彼は、妻と共に、書物から場所を特定し、掘り始めるのだった。
その土地の住人に嫌がらせを受けながらもどうにか順調に発掘作業を進める、ハイリヒ。そして、この場所にトロイの秘宝が眠っていると確信するのだった。
Tile2 ヒッサリクの奇蹟
ハイリヒは、ドイツに居る同じ学者のノイマンの嫌がらせにどうにか対応しながらも、発掘作業を進めていた。そんな中、彼の唯一の心の支えだった娘が亡くなったとの悲報が入る。落ち込むハイリヒに追い打ちをかけるように、現場は雨気に入り、作業の中断を余儀なくされた。
そして、再開するも束の間、病気がまんえいし作業員が次々と倒れていくのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
180分ある大作。冒険活劇ものかと思ったが、大発見をするまでの一人の男のロマンという感じだった。
前半は、
発掘作業よりも気になった、というか、イライラしっぱなしだった、妻ソフィアとの関係。
そういえば、結婚式の神父さんだったかな?政略結婚の仲を取り持った人物が「コブラ11」で何回も犯人役をしているロルフ・カニエスだった。
なんか悪いことでも考えてるのかと思ったら、あっさりそれっきりだった。(爆)
イメージって怖いぜ。(苦笑)
余談は、ともかく。
我が道を強引に押し進めていくハイリヒに、始めはなじめなかったich。
演じるハイノ・フェルヒは、「トンネル」で主人公を演じた俳優さん。
え~あの人が~と思ったが、だんだん話が進んでいくうちに、このハイリヒがむちゃくちゃ魅力的な人物に思えてきちゃったのだ。
タダの頭でっかちの学者じゃないし、ギャング達とも一線交えちゃうし。
馬で激走する姿はかっこよかったし。
上手いなあ。
これを見終わるまでには、無性に他の作品もみたくなってしまったのだった。
さて後半は、
目的の黄金が発見出来るまでに起こる様々な事件をどう解決していくかというのが、見所。
あらすじにも書いたが、このライバルの学者が嫌がらせをこそくな作戦で仕掛けてくるのだ。
で、
その学者のスパイとして送り込まれてくる人物ベレンソンが、自分が注目している俳優ケーベルリン君。
だから、元来の目的は彼を見る為だったのだ。(笑)
それでは、ケーベルリン君はと言いますと。
前半1時間ぐらいして、やっとご登場。
発掘に特に邪魔する訳でもなく、逆に協力的な感じ。
本当にこいつは、奴の手下なのか?と思っていたラスト近く。
やっと、本領発揮!
だけどたいした働きをしなかったように思えた。
なんとも中途半端な悪役だった。もうちょっと期待してたんだけどなあ。
出番も少なかったし。それに、あの(←)容姿も歳くった感じでねえ。(^◇^;)
そうだ、
ず~と気になっていた事が1点。
ドイツ語だったのだけど、ハイリヒが妻ソフィアと会話するときだけ、聞こえてくる言語と口が合ってなかったように思えたのだ。
もしかして、違う言語を話していたのかも?
ドイツ語の堪能な方。もし観賞して頂けたら、じっくり見てみて教えて下さいませ。
あ~気になる。(爆)
Helicops - Einsatz über Berlin 1998年 ドイツTVスペシャル
監督 クリストフ・スクルート ピーター・アリエル
出演 クリストフ・M・オールト ドリーン・ヤコビ ティロ・プルペクト
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
有罪になったニコライ・ボロディンを刑務所へ護送することになった、刑事のティモ。
彼の恋人ジェニーも同じ仕事をしていた。護衛ではないが、彼らの車に付いて行くジェニー。だが、そこで、ニコライの逃走劇に巻き込まれてしまう。さらに、彼女の目の前で恋人ティモが、殺されてしまった。ニコライを追いたいジェニーだが、この捜査から外される。だが、それは警察の表向きな処理だった。
彼女は極秘の任務に就かされる。それは、特殊ヘリコプター、AK-1を使いこなし、事件を解決するというものだった。
彼女はこのヘリコプターの操縦に熟知している人物を捜すのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
それでは、毎月恒例のドイツ作品の紹介を。
自分の中で、
車が「コブラ11」ならば、バイクは「シティ・ヒート」、ヘリは「ザ・クラウン」なのだが、思いっきり「ヘリコップ」と書かれた題名の作品があったので、興味が湧いて見てみたのだ。
シリーズもので、日本でもレンタルされているらしいが、DVDにはまだなってない様子。(レンタルビデオにはなっているみたい)
なので、とりあえず、このスペシャル1本を見てみた。
話の内容は、単純明快。恋人の敵討ちと言えばいいだろう。
主人公というか、このパイロット、チャーリーを演じた人が有名俳優さんのようなのだが、自分には分からない。
分かっているのは、この彼女の方、ジェニーを演じたドリーン・ヤコビ。
「コブラ11」第2シリーズ Folge23「Volley Stop」でゲスト出演していた女優さんだった。テニスプレイヤーを演じていた彼女だと言えば分かるかな。
あの時よりもすっごく大人な感じに見えた彼女。
やっぱ、女優さんだからだね。
特殊なヘリコプター。いい感じのCG使いだった。
それに、建物爆破は意外と迫力があったぞ。
最初は場所がドイツの何処か分からず、タワーで気がついた。
原題には「Berlin=ベルリン」ってかいてあったんだけどね、気がつかなかったんよ。(爆)
どうしても、実際に飛ばしている「ザ・クラウン」と比べると、ちょっと物足りなさを感じてしまう。
ある意味、こちらも実際に空中へ飛ばしているにはいるのだが、やっぱり大きさが違うとねえ。
それにしても、何故に事件の黒幕は、側にいるのだろう?
腐敗しすぎじゃないですか?
Polizei・・・。(爆)