マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「我が教え子、ヒトラー」

2009-08-28 10:54:55 | ドイツ映画&ドラマ

Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler  2007年 ドイツ作品

監督 ダニー・レヴィ
出演 ウルリッヒ・ミューエ ヘルゲ・シュナイダー シルヴェスター・グロート ビクトル・シューフェ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ドイツ人を12年間も支配してきた、アドルフ・ヒトラー。だが、ここ数ヶ月は、自分の側で爆弾が爆発したりしたことから、すっかり自信をなくし、以前のような雰囲気がなくなっていた。
そんな、1944年12月25日。
ヒトラーの大演説を来月ベルリンで行うべく、宣伝相のゲッベルスは、ある事を思い付く。それは、人気俳優だったユダヤ人のアドルフ・グリュンバウムに、演説を指導してもらうというものだった。早速、収容所から呼ばれた、グリュンバウム。戸惑いながらも、にっくきヒトラーに会うと、別人のようになった彼に驚くのだった。
そして、彼なりの指導が始まるが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ヒトラー関係はこれで何作目だろうか?
ドイツ映画を見ていくと、必ず何本か1本の割合で、ヒトラー関係の作品にブチ当たる。
ドイツといえば、悪名高い彼が有名だし、題材がつきないかららしいが、お陰で彼の事が詳しくなりそうだ。
まあねえ、誕生日が一緒のichだから、運命的なものを感じ、仕方ないなあなんて思って見ているのだけど。(^◇^;)

映画が始まってびっくりしたのは、これがコメディという事。
アメリカのようにあからさまにゲラゲラ笑える感じではないが、ドイツらしく、クスっと笑える感じなのだ。

偶然にも先週話した映画「ワルキューレ」があった後のヒトラーという設定らしく、あの時の勢い込んだ彼はどこへやら?の情けないヒトラーがお目見えするのだ。
そこも笑えるが、
戸惑いながら指導するグリュンバウムが、めっちゃいい感じに面白かったのだ。
監視されながらも、二人きりになれる彼。これはチャンスと思いながら、暗殺しようと思い立ったりするのだが・・・。
そんな葛藤も入っているので、ハラハラ、ドキドキもしたりした。

ラストは、むっちゃドイツらしいなあと思った。
でも、あの状況になったら、やっぱり訴えたくなるよ、誰だってさ。

この時のヒトラーというか、周りの人間もだけど、いいようにユダヤ人を使っていたんだなと思ったのだった。
映画「ヒトラーの贋札」もしかりで、特技がある人を使う。
そういう所は、スッゴクずうずうしいなあと思ったりしたのだった。
(効率的にはいいけどね)


ヒトラーの様子の中で、父親からの虐待が描かれていた。
ボビーが演じた作品「ヒットラー」にもそう描かれていたので、それは揺るぎない事実ってことなのかも。
だけど、ちょっとそういうのを見せられると卑怯だと思うのは、自分だけかな。

忘れそうだった。
映画を見ながらふと気がついた俳優さんがいたんだった。
あの目付きにあの髪の色。どっかで見かけたなあと思ったら、「コブラ11」の第3シリーズ「霧に消えた赤ん坊」でサーカス団に入っていた綱渡りの男性を演じた俳優さんだった。
この作品の中の彼は、ヒトラーとグリュンバウムが稽古している部屋のドア前に立っている警備員の一人。

こんな端役の彼を発見出来たなんて、やっぱ自分ってマニアですなあ。(^◇^;)
ちょっと嬉しくなったりしたのだった。(自己満足全開)


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