麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

渾身

2013年01月16日 | 身辺雑記
【文中敬称略】

テレビCMで映画『渾身』を見た。

監督は錦織良成。
少年隊のニッキこと
錦織一清は「にしきおり」で
テニスの錦織圭は「にしこり」
だが、彼は「にしこおり」。

日本語奥深し

それはともかく。
『BUGS』で本編デビューした
錦織監督が、菅野美穂主演の
『守ってあげたい』の準備に
入りながら取り組んだ舞台
『リョーマの休日』
(脚本・演出/錦織良成)で
ご一緒したのは1998年。
もう15年も経つんだな~。


〈MIRACLE MOVEMENT PRODUCE〉
名義での公演だったが、
映画畑の錦織組は創作メインで
制作的な部分を主演であり、
黒幕(?)の間天憑一派の
芝居組が担った座組だった。

間とは、役者と制作の関係で
様々な作品で一緒に芝居をし、
下北沢あたりでよく飲んだ。

1997年公演の『無頼』で
初めて、主宰と制作という関係に。
集団名「クレイジーJAP/月下美人」
劇場は下北沢の東演パラータで、
この舞台が縁で、僕は小劇場から
新劇に転じることになる。

パラータというのが、新劇界の
中段に位置する劇団東演の
稽古場兼劇場だったからだ。
当時、その劇団員であったHが
偶然にもウッディシアター中目黒
という小劇場を1998年オープン。

その杮おとしのブッキングに
協力することになった僕は、
『リョーマ~』を開場記念公演の
一本に加え、作品の制作にも
間に乞われて担当した。

が「劇団制作部」所属に
なっていたのでクレジットは
林戸杲史(はやしとたかし)。
かなの順番を変えると高橋俊也。
閑話休題。

錦織監督は、カンノちゃんが
自衛隊に入るという映画
『守ってあげたい』を
2000年に公開したのち、
『白い船』を02年発表する。
こちらは「島根三部作」の第一弾。
監督の出身地発信の創作活動は、
同じ中国地方の山陽は尾道に拘る
ある監督を彷彿とするけれど…。

08年『うん?何』、10年『RAILWAYS
~49歳で電車の運転士になった男の
物語』で無事三部作を完結した彼の、
最新作が『渾身-KON-SHIN』で、
本作は、次なる「島根シリーズ」の
一本になるようである。

内容は「隠岐古典相撲」という
今なお息づく日本の伝統・文化を
通して描く日本人の心、そうです。

昨日はNHKラジオ第一に
出演した錦織監督。
今日はNHKテレビ総合の
「おはよう日本」に7:30頃登場とか。

興味のある方はぜひ。

コメント
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