麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

菷も似合うエレクトラ

2018年09月11日 | 制作公演関連
三回に渡るプレイベントを終え、
(6月9日、7月23日、8月9日
上演会場ロビーにて)
いよいよ本番に向けた稽古も
熱を帯びている・・・

M.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』
作/ユージン・オニール、
翻訳/菅泰男、演出/篠本賢一
2018年10月27日(土)~28日(日)
於/シアターΧ(両国)



イラストは演出(美術も)篠本が
芸術監督を務めるシニア劇団櫂人の
宣美でもお馴染み村上洋子。
そしてデザインは松田陽子。
と、奇しくも「Wようこ」*
ちなみに松田はTHEATRE-THEATER**
が制作で携わった作品(J-Theater、
アトリエ・センターフォードete)
で数多く腕を奮っている。

*実は衣装は竹内陽子で、
トリプルようこだったりする。
**呼称はテアトルシアター。
私の屋号です。



さて芝居の方は、荒立ちの段階。
なんたって三部作を一挙に上演。
大作だけに、役者の台詞量たるや
ハンパありません。


そんな緊迫感のある稽古場に
すっくと箒が立っています。
もちろん、舞台美術の仮物で
実際は柱が立つわけです。

南北戦争で活躍する将軍
マノンを主に持つ名門一族。
そのニューイングランドの
巨大な敷が主だった舞台になる。

仮とはいえ箒(しかも和風)と
豪邸との間にギャップを感じます。


そもそも論になるけれど。
東洋の農耕民族が西洋の狩猟民族を
演じることに、なかなかどうして
無理があったりもするわけですが、
最近は畳での生活が減って、
食文化にも変化があったりで
若者たちにおいての「見た目」の
差異はかなり解消されてはいる。

畳といえば、まさに写真にある
長居ス菷。
そうそう昔は茶ガラを畳に撒いて
掃除したものだが……それを知る
世代が今回の座組にはわりと多い。

フローリングが増えた現代では
クイックル○イパーとかル○バ等が
大手を振っていて菷や塵取の出番
・・・って何の話をしているのだ。

文化庁芸術祭参加作品でもある
『喪服の似合うエレクトラ』。
ご期待ください!!!
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