麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

祝☆仙台育英陸上部

2019年12月23日 | スポーツ
昨日のブログの後段は、
高校サッカー三大大会に話が逸れた。
さてそんな12月22日には全国高校駅伝
(男子・第70回、女子・第31回)があり
仙台育英がアベック優勝


・・・大正に始まり昭和の終わり頃まで
主に「恋人同士」、或いは前述の
アベック優勝やアベックホームラン等、
スポーツ用語として存在した
《和製フランス語》アベック
最近では後者で辛うじて生き残り、
前者的には死語となっている・・・
言葉もまた「生き物」ということ。
閑話休題。

日本一になることが難しい上に
男女揃っては更に困難なわけで、
過去に、仙台育英(1993年)と
世羅(2015年)の二度のみだった。

その意味では。
杜の都のスポーツ名門校が前人未踏の
〈二度目〉の男女同時優勝という
偉業を成し遂げたことになる
しかし。
その間には様々な苦難・・・
まず、その最初のアベック優勝が
留学生二人を擁したことで議論を呼び、
のちのルール改正の発端になった。
東日本大地震被災後の大量転校も
大きなニュースとなった等々
・・・があり、それを乗り越えての
「新生・育英」!

まずは女子が一昨年頂点に立った。
実に23年ぶり3回目の優勝
連覇の掛かった昨年は主力の怪我もあり
惜しくも3位。今年見事に雪辱。
しかも大砲の留学生・ムソニを
骨折で欠き、その二区には一年生。
……とはいえ。
昨年の全中1500M女王米沢である。
粘って3位で襷を渡し、結果、
トップを譲ったのは、この区間のみ。
(更に言えば五区間中三区で区間賞)
優勝候補筆頭の神村学園を押さえ込む
快走であった!

一方、男子。
記念大会にあたり、一県一代表に
地域代表を加えた58校で争われた。
三区、倉敷高のキプラガットが
後続に1分近い差をつける爆走で首位。
が、五区で仙台育英・ディラングが猛追、
アンカー勝負はトラックに迄持ち込まれ、
仙台の一年生・吉居駿恭が5秒先んじた。
12年ぶり8度目の優勝

ちなみに吉居駿恭は仙台育英のWエース
吉居大和と喜早駿介(ともに三年)の
大和の実弟である。

これで優勝回数は、
男子が世羅の9回に次ぐ2位
(古豪の西脇工業と並んで)。
女子は豊川に並ぶトップに!

そんな女子を束ねる監督が
釜石慶太
……この名前からピンと来たら
なかなかの「駅伝通」だ。

03~05年の仙台育英の三連覇の、
04年五区、05年六区でともに区間賞!
黄金時代にあった「高校」の
勢いを持って進学したのは東洋大学!!
ただ、この頃の「鉄紺」はまだ
強豪校になる前の黎明期……。
一、二年で五区山登りを走るも
順位は17位と13位。

翌2009年の第85回大会。
「新・山の神」柏原竜二を擁して
東洋が初優勝
この年は怪我で裏方となった。
10年、釜石は主将に就任。
チームは連覇を成すが、
釜石はインフルエンザで出走ならず。

そんな挫折も経験しながら、
連覇の味も知る「鉄紺人」が
杜の都に「連覇」を届けるのか?

・・・今日も長くなった。
男子監督・真名子圭(大東文化大~
ホンダ)に関してはまたいつの日か。

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