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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

帰化植物と『らんまん』のひとびと

2025年05月23日 | 鑑賞・まなび

港区白金台にある自然教育園で

「都心のフロラと帰化植物」

と題したおはなしを聞いたと

2日にわたって書いてきた。

連続テレビ小説第108作『らんまん』

の影響なのか、植物に関心ある方が

そもそも多いのか、盛況な会だった。

 

 

『らんまん』の主人公・槙野万太郎の

モデルはいわずもがな、牧野富太郎。

演じ手は青年期を神木隆之介。

他の登場人物にもそれはあり、

要潤の演じた田邊彰久は矢田部良吉、

大窪昭三郎(演:今野浩喜)は大久保三郎。

 

第5代東京府知事(ミスタッチではなく、

まだ都になる前の、府知事)

大久保一翁の子が三郎だが、

彼が〈帰化植物〉という語を生んだ人物。

 

牧野は「順化植物」、谷田部は「移生植物」

を提唱したが〈本来の自生地から

他の地域に運ばれ野生化した植物〉

を指す語として定着したのは大久保の

「帰化植物」。

 

帰化植物と外来植物の違いであったり、

帰化植物のなかには「自然帰化」と

「逸出帰化」に分類できるなどなど

おもしろい話のオンパレードだった。

 

偶然だが、今日(5/23)は大久保三郎の

亡くなった日。

巣鴨の本妙寺に眠っているが、

遠山の金さんこと江戸町奉行・遠山景元、

剣の達人・千葉周作、将棋棋聖・天野宗歩

らの墓もある。

 

谷田部にも触れないといけないか。

後妻・順の妹(孝 )は柳田國男の妻。

谷田部と柳田は「相婿(あいむこ)」の関係。

 

⋯⋯相婿なんて続柄があるのか

 

ちなみに柳田は、現在の兵庫県に

松岡國男として1875年に生まれ、

1901年柳田家の養子に。

その柳田直平の四女・孝と結婚(04年)

代表作『遠野物語』発表は1910年。

1962年没。

日本初の民間公園墓地「春秋苑」に眠る。

 

筆者の母校の反対側の丘にあり、

市川崑(映画監督)、三船敏郎(俳優)、

横溝正史(小説家)、古関裕而(作曲家)、

平塚らいてう(思想家)らも眠っている。


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