麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

賎ヶ丘

2022年10月30日 | 俳優座

「国家安康」・・・とても志高い四文字に思えるけれど、

「家康」を分断すると捉え、これを機に大阪の陣へ。

結果、徳川家康は天下を獲ったわけである。

 

彼が晩年を過ごしたのは言わずもがな「駿府」。

現在の静岡県である。

「しずおか」は「賤機山(しずはたやま)」に由来。

賤機山の丘陵の意味で当初は「賤ヶ丘(しずがおか)」。

ただ「賎しい(いやしい)」を嫌って「静岡」になった

・・・と。

漢字の意味にまつわる二題。

 

そんな静岡県の、三島を訪れた土日。

 

 

横に長い静岡は、大きく三つに分けられ、

前述の静岡を中心とした中部、

伊豆半島を中心とした東部(三島はここ)、

そして浜松や磐田の西部とするのが一般的だ。

 

演劇鑑賞会静岡ブロックは全11団体。

東から西まで網羅している。

COVID-19の影響で2団体が欠席となったが、

それでも3年ぶりに二日間の総会が帰ってきた。

 

内容は、決して明るいものにはならなかったが、

最後には前進を誓い、閉会。

 

そんな静岡ブロックを、俳優座は来月下旬から

師走上旬にかけて『雉はじめて鳴く』で巡演する。

どんな出会いがあるか、楽しみである。

 

一枚目の写真は、夕食の会場となったホテルの

ロビーに飾られた美術品。

そして二枚目は、帰りの新幹線ホーム。

写っているのは下りの「こだま」。

 

 

呼べば応える「こだま」のような関係の

演劇鑑賞会と創造団体。

そのことを改めて実感した10月、総会マンスリーでした。

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