麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

生垣

2024年08月19日 | 身辺雑記

「薩摩の小京都」と呼ばれる知覧は、

陸軍特別攻撃隊の飛行場が置かれ、

跡地に特攻平和会館などがあることで

知られている。

平和への希求から、毎夏注目されるが

今年はパリ五輪メダリストの発言から

話題にもなった。

 

 

平和会館、ミュージアム等は、

町の中心から少し離れた高台にある。

麓には石垣と生垣からなる

武家屋敷群が広がっていて、美しい。

それから茶も有名だ。

 

玉に瑕は、交通の便が悪い点だ。

 

前の回のブログで、

親の都合で転校することで

友達と離ればなれを一例に生じる

ボーダーについて書いた。

 

ある町には、観光資源は整っていながら

近くに有名な温泉地があるので、

多くはそちらに宿泊し、町への

経済的効果が薄いのが悩みだった。

そこで。

演劇と組み合わせて滞留を延ばし

泊まるパッケージをこしらえ、

3年での黒字を目論んだ。

 

芝居が観光とリンクしているのは

言うまでもない。

 

まずは認知を高めねばならず、

またもろもろ初期費用も掛かるから

初年度は赤字でスタートとなるが、

翌年なんとかトントンにして

3年目から儲けを出すロードマップ。

 

ところが計画1年目を終えた選挙で

現職首長がよもやの落選。

新任者は、新規の観光パックを

赤字事業だとあっさり廃止にした。

 

町の上層と現場に、高い生垣ができ、

せっかくの未来が見えなくなった話。

 

2007年、隣接3町が合併し

南九州市となった知覧。

この町が玉に瑕をどんな工夫で

乗り越えているのかは知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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